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zoom RSS 「日経社説を読む」日記 #25

<<   作成日時 : 2009/09/25 23:57   >>

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日本経済新聞・社説(09/09/24)
 ■鳩山演説を温暖化交渉の加速に生かせ
 ■「共同体」は日中の信頼が先決


NIKKEI NET【公式HP(TOP)】http://www.nikkei.co.jp/

社説1)「鳩山演説を温暖化交渉の加速に生かせ」について:

  *社説の説くところ
   鳩山首相が、国連・気候変動首脳会合において、
   日本の温暖化ガス削減中期目標につき、'20までに対'90比25%削減
   を表明。
   ポスト京都議定書交渉期限が12月に迫る中、すべての主要国の参加による温暖化対策の原則を示すものとして、足がかりになりうる。
   今後、資金規模や技術支援の進め方など具体的な内容を早期に示す必要がある。
   国内の合意形成に先がけての国際公約は、今後に課題を残したが、
   国内で確固たる支持を得るためには、排出削減が新たな市場をつくりだし経済成長の支えにもなる、という共通認識の形成が必要だ。
   技術革新に伴う新産業の創造に基づく技術開発や設備投資による経済効果を考慮して、
   今後負担の軽減かつ公平を図りつつ、持続的成長のための国家戦略が必要だ。*

 
   
 【参照先・関連既述稿】:
  #10稿・社説1)「低酸素社会への積極策で経済成長を」について:


上記#10稿で述べたように、わたしは地球温暖化対策を気候変動対応問題として、日本の「安全保障の問題」と位置づけている。
つまり、近年常態化している「異常気象」の恒久化から、農業経営を防衛し食糧安全保障及び資源安全保障を図り、かつ、災害被害甚大化から国民生活を防衛するもの、いう立場である。
その意味において、気候変動への対応の取り組みを国家国民の存亡の問題=「生き延びる」ために是も非もなく達成しなければならないものと捉える
その点で、現政権が説得責任を全うすることを強く希望している。

その前提の上で、今回の鳩山演説を考えてみる。
「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、わが国の国際社会への約束」の前提条件として提示された点については(同紙23日版・3面)
我が国のみならず、主要排出国参加に基づく協力がなければ「気候変動対応問題」を解決できないことは確かではあるが、
私見の「安全保障の問題」とする立場からは、
むしろ、我が国が率先して対策の内容を具体的に明示し、実践していくことでリーディングケースを示し
他の主要排出国を否応無く巻き込むかたちで、参加を要請していく、それくらいの気構えが欲しいところである。

次に、国連演説での国際公約を国内議論に先行させた政治手法は、確かに批判されて然るべきものである。
政権公約として掲げ衆院選で大勝したということが、直ちに、現に政権を獲得してのち「国内の合意形成」を経ずに、国際公約して来て良いことにはならないことは、
論を待たない、とは考える。
その意味で、鳩山首相が帰国後我が国の議会等の場に於いて批判に晒されるべきことは当然であり、
にもかかわらず気候変動対応問題に積極的に取り組み「中期目標」を設定せざるを得ない旨国民に向って説得責任を全うして頂きたい。
そのうえで、「中期目標」への今後の対応策の具体的な内容を提示し政策として決定・遂行することを望む

当面、排出量取引参入を併用せざるを得まいが(同紙24日版・17面)、我が国の国内政策として排出削減に積極的に取り組み、
現実に産業の創造に基づく技術開発や設備投資を通じて経済効果を産み出していく施策が必要不可欠なことは論を待たない。
例えば、農産物からの資源(バイオ燃料)調達技術開発、これに即応した自動車等動力源の技術開発・稼動可能な環境整備を必要とする。
原子力発電所の増設や森林資源の増殖も当然に必要になるが、10年という単位で事業達成が可能なわけではない。
太陽光発電の増設や電気自動車の普及も必要だが、普及可能かつ持続的な活用としては、バイオ燃料に着眼すべきであろう。
現実に、国際的な航空業界の動向としては、国際航空運送協会(IATA)は、新たな行動計画を定め'05比50%削減(期限'50)を掲げ、
事実上の拘束力を以って遵守を要求する方針であるが、ここでの誘因要素として植物原料のバイオ燃料を使用することが不可避と見込まれている由(同紙25日版9面)。

負担の面に関しては、鉄鋼・電力を始め産業界は合意形成に難色を示すが(23日版・3面)、設備投資の費用を消費者転嫁せざるを得ない仕組みのもとでは、
年間36万円とも6割増とも様々な試算があるものの、
光熱費の負担増加に対し国民生活を守る対応策を要する

その意味で、
外交「資金規模や技術支援の進め方など具体的な内容を早期に示す必要がある」ことは勿論、
生活安全保障の観点からも「負担の軽減かつ公平を図」る必要は当然にある。
「安全保障の問題」として「是も非もなく達成しなければならないものと捉え」国是としての推進を要するという認識を共有できるのであれば
技術革新及び新産業の創設による雇用創出とともに生活支援策をすすめるべく、「持続的成長のための国家戦略」を打ち出す必要がある。

少なくとも、10年後だからとか努力目標だからとかいう次元の問題ではないとわたしは捉える
産業界や国民生活にも重大な影響を与える問題であるからこそ、政府の国民に向って説得責任を全うを真に望む
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社説2)「「共同体」は日中の信頼が先決」について:

  *社説の説くところ
   鳩山首相は、日中首脳会談において「東アジア共同体」構想を提案したが、
   今の段階では政治や安全保障を含むEU型共同体は非現実的であり、さりとてどのような「共同体」を目指しているのか、
   「友愛」思想を唱えるだけではなく、具体的な外交戦略を示す必要がある。*


そもそも、わたしの認識するところ、
中国が我が国にとって「信頼にたるパートナー」たり得るとは、全く以って思えないこと、それこそ歴史と現実の示すところと考えるが。
「共同体」を形成するのであれば、「価値(観)の共有」が当然の前提として要求されるところ、そのような状況に日中関係はない
政治的な意味での共同体を観念するのは夢想でしかないと捉える

さりとて、現実問題として経済面では中国の存在を無視して我が国の経済が成り立つという状況にもない

そこに「協働」的なるものが観念しうるとするならば、「友愛」という言葉だけではなくパワーバランスをよくよく考慮しなければならない。
もっと端的に言えば、
真の意味での「信頼」関係なぞ形成できない、と考える。

経済ブロックの形成が不可避であれば、
「話せば分かる」ではなく「話しても分からない」関係に於いて敢えて妥協点を見出しつつ中国の独壇場とならないような枠組み機構が必要となるのであって、
それは「日中首脳会談」でなぞ回答のでる問題ではない
広くASEAN諸国を始めとする諸国間連合との連携の中で、適正なパワーバランスを見出すのが、我が国の国益保持の為に必要と考える。
その意味で、「話す相手が違います」としか申し上げようがないというのが私見の至るところ。

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なお
本稿シリーズにおける基本姿勢と方針については
「日経社説を読む」日記 #0・稿
ご参照 願います。
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