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zoom RSS 「日経社説を読む」日記 #23

<<   作成日時 : 2009/09/23 23:09   >>

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日本経済新聞・社説(09/09/22)
 ■国際会計基準づくりに主体的参加を
   (テーマ1項目のみ)

社説1)「国際会計基準づくりに主体的参加を」について:

  *社説の説くところ
   金融危機再発防止策として、国際会計基準の見直しが進められている。
   見直しの争点は、究極は資産のすべてを時価評価する全面時価会計に向う潮流にあるところ、時価会計基準の簡素化という点にある。
   現行の国際会計基準は企業が保有する有価証券を「売買目的」「売却目的」「満期保有」の3分類とするところ、この3分類制を廃し、
   「評価損益と売却損益を純利益に計上」あるいは「受取配当をも含めすべて包括利益に計上」いずれかの選択制を見直し案とする。
   日本は、現在国際会計基準の自主的な使用を認めている段階で、'12には上場企業への強制導入につき最終的に判断する。
   しかし、国際会計基準づくりを担う国際会計基準審議会(IASB)が11月にも国際的な意見集約のもと結論を出す運びであり、
   日本の主体的な議論参加が求められる。


   なお、
   包括利益(Comprehensive Income)の定義につき【参照先】紹介:
   exBuzzwords用語解説:URL表示:
   http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_454.html   


経済のグローバル化に伴い、国際会計基準の徹底が進められるのは、当然の成り行きであり、
金融危機に基づきその再発防止策としてG20金融サミットで「銀行の自己資本比率の量と質に関する見直し」が提案され、実施される運びとなっている現状に於いて、
なおその要請は強く働く。

もとより、主権国家である以上、基準の採否は各々の国家若しくは勢力に委ねられているのも確かであるが、
他面、相互依存関係にある国際経済に於いてなかんずく多国籍企業においては共通の基準を採用しないこと自体が、
リスクを孕むことになる。


確かに、現行基準の目的に応じた3分類制というのは、現実に保有「目的」を固定するならば機動性を欠き、
逆に、保有「目的」が流動的な仮のものであれば、会計の透明性を欠くことになろう。

他面、純利益を指標としてきた点と、日本的取引慣行「株式持ち合い」の評価損益にある、とするのが論旨の指摘するところの問題点。
後者に於いては、そもそも「株式持ち合い」による企業統治自体を見直さなければならない方向にあることは云うまでもない。

思うに、
見直し案に所謂「評価損益と売却損益を純利益に計上」というのはそもそもの国際会計基準の趣旨に反するのではないか。
そうであるならば、「受取配当をも含めすべて包括利益に計上」という選択をすることになるが、
その場合、現実問題として「包括利益」と「純利益」の二重の基準を用いざるを得まい
現状、論旨の指摘するように「企業資産を為替変動に合わせて評価し直し、差損益を計上」なる項目が存するなら、なおそこで示される「包括利益」は不明瞭なものとなろう。

そもそもの財務諸表が、
貸借対照表が企業の換価価値を、損益計算書が企業の収益実績を示す、「鶏と卵」の関係として、
生かして卵を獲るべきか、卵を待たずして鶏を獲るべきかの判断に資するものでなければならないというのが、
本旨であったはずである。

とするならば、
可及的に全面時価会計に向う潮流に従うのが「判断に資する」ものといえる。
が、そこでの更に派生するのは、金融派生商品の「時価」算定基準自体の統一という問題であり、
我が国が、統一的な基準形成の場に参画することはむしろ企業のみならず国家経済全体の問題として自衛の為に為さねばならぬことと考える。
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なお
本稿シリーズにおける基本姿勢と方針については
「日経社説を読む」日記 #0・稿
ご参照 願います。
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