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zoom RSS 「日経社説を読む」日記 #20#21

<<   作成日時 : 2009/09/21 22:50   >>

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#20:日本経済新聞・社説(09/09/19)
 ■日航は政府頼みでなく痛み伴う再建を
 ■自民の「変化」問う総裁選

社説1)「日航は政府頼みでなく痛み伴う再建を」について:

  *社説の説くところ
   日本航空(JAL)の再建問題が正念場を迎える。
   新政権には、航空行政のあり方にまで踏み込んだ日本の航空産業の再生ビジョンを期待したい。
   元来、高コスト体質の構造的問題を抱えるJALは、、世界的な経済危機を経て、
   現在差し迫った問題として、ひとつには年内にも1500億円規模の資金調達を要する、という資金繰り問題、
   さらにはOB年金減措置が難航している。
   空の安全と高コスト体質の是正を最優先の課題として、抜本的な再建策が必要だ。*


  付記)同紙・21日版・3面
  *国交相と日航会長との会談が24日実施が判明。
   日航が9月末を目指して策定中の経営改善計画について説明を受ける模様。
   国交相はその後の記者会見で
   「日航と全日空との2社体制の維持」と「日航の破綻はあってはならない」旨表明。
   24日には、日航の取引金融機関幹部との会談も予定。*


純民間会社であれば、とっくに破綻していているレベルに置かれているJAL
過去10年間で3度の公的支援を受けてなおこの現状にあるJALに、自力再建策を立案・遂行できる意志と能力を期待する方がよほど説得力を欠く。

国策基幹事業としての「航空産業」の一翼は残す、として、国交相の「日航の破綻はあってはならない」との談は、理想論に過ぎないかそのまま鵜呑みには出来ない、ものと捉えられる。
現実問題として、解体・再編に準ずる程度の改革をしなければ企業として存立し得ないではないか。

不採算部門の見直し・整理は当然必要ではあるが、
例えば、国際線・国内線・輸送業務の分社化と対象業務の精査という、再構築の意味での本来の「リストラ」が要求される。
もはや、単なる人員整理の意味での「リストラ」では、企業再建に奏効を期待するところ薄い、状況であろう。
いっそのこと「破綻」させて出直しの方がよほどスッキリもする。
が、しかしながら安全保障上の観点と国策基幹事業としての観点から、「2社体制の維持」という国交相発言はその趣旨において理解は出来る

航空関連企業への外資導入を容認してみても、再建が「外資との連携だけで」うまくいくわけではなく。
論旨の語る、「空の安全と高コスト体質の是正を最優先の課題として、抜本的な再建策が必要」という点には同意する。
ただ、そこでいうところの「抜本的な再建策」としては、もはや解体・再編並みの改革を要する、と考える次第。

「嗚呼、昭和は遠くになりにけり」。

社説2)「自民の「変化」問う総裁選」について:

  *社説の説くところ
   自民党総裁選が18日告示。
   現実に誕生した巨大与党に対抗する二大政党制、「健全な野党」の存在は不可欠である。
   自民党が過去の成功体験を引きずったままでは、その一翼を担う勢力であり続ける保証はない。
   衆院選大敗の要因と将来の明確なビジョン提示を要望したい。*


正直、衆院選大敗そのあとの自民党の迷走っぷりは目に余るものがあった。
「郵政民営化」の際の機能しないサポセン等郵便局の低サービスが露呈したときに「ここまで駄目だったのか」と思わせた時に似ている。

今まで述べてきたことを、
念の為お断りしておくが、ブログ主は、
別段、自民党を敵視するわけでもなければ、民主党政権誕生を歓迎するわけもない。
冷静に有権者の投票行動という結果を真摯に受け止めれば、
「もはや今の自民党では駄目だ」という審判が下されたもの、と読み取らざるを得ない、
それだけのことだ。
そして、現に獲得した308議席という結果を嫌でも承認しなければ、選挙制度の意味がない。
勿論、多数派を形成したからといって何をしても良いわけではないけれど。


が、選挙後の自民党の迷走っぷりはひどすぎた。
さっさと(総理は兎も角)総裁を辞任するでなく、公明党の方がよほどスマートに敗戦処理をやってのけた。
あさましく責任のなすり合いをしている場合ではないのだ。

そもそもの敗因に、連立の時代になって以降の森内閣から麻生内閣に至るまで、
小泉政権を除いては、総裁任期どころか1年もつかもたないか程度で、
その間にも、 国民は生き・老い・病み・死んで行ったのだ。 その間「何を為したというのか」?。
短命内閣が何の為に産まれたかの分からないまま退陣して行き、
実績らしい実績を挙げることも出来ず、その自浄能力もないでは、
「責任政党の任に堪えず」の審判を下されても止むを得ない、ではないか。

「派閥解消」や「世代交代」が争点で有って良いはずがない!。
むしろ「国のあるべき姿」をその具体的政策を語らない、から「任せられない」ということになるのだ。
むしろ、政策集団は作るべし、大いに語るべし、そう考えるが如何。

非常に今の状態には残念であるが、
本当の意味での「解党的出直し」がなければ、自民党への(再)政権交代なぞ時代は待ってくれない。

民主党が「第2世代の”自民党”」として責任政党化していくか、
さもなければ、議会制ごと信頼を失い、もう国会は要らないという事態に至る。
まして、再生どころかむしろ、そのまま「あのとき自民党は終わった」と現在の社民党なみの勢力になってもなんら不思議ではない。
現に、「逆風」の中議席を確保してきた党議員は、当選してしかるべき「者」であったからで、
「党」の力ではないですよ、この惨状は。

総裁選するなら真面目にやっていただきたいものだ。
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#21:日本経済新聞・社説(09/09/20)
 ■米のMD配備中止にロシアは応えよ
 ■言わずもがなの「為替不介入」

社説1)「米のMD配備中止にロシアは応えよ」について:

  *社説の説くところ
   米国が東欧でもMD(ミサイル防衛)システム配備中止を発表。
   米露軍縮交渉では、START1に代わる新たな核軍縮条約の年内締結を目指して進めている。
   「核兵器なき社会」の実現のため、またイランや北朝鮮に対する核開発封じ込めのロシアの役割としても、
   積極的な関与と、イランへの武器輸出はやめるべき。*


え〜と…正直「日経」が如何なる論拠でこれを主張されているのか分かりません…。
主権国家であるロシアの外交及び軍事行動に「論拠無し」では、ただの要望にすぎません
日米安保条約の同盟国だからなのか、といえば同盟国として「為すべきことを為した」と云える現状に我が国はあるのか。
国連安保理の「核兵器なき社会」宣言と云っても理念的なものに留まる。
なにより、米国が東欧でのMD計画を中止したのは、
NATO始め親米国の安全保障の観点でこれ以上ロシアを刺激しないほうが良い、という判断でしょう。
ロシアの味方をする気は有りませんが、論拠無く「応えよ」では、世界の笑いものになるだけ、かと。

社説2)「言わずもがなの「為替不介入」」について:

  *社説の説くところ
   財務相が繰り返し外為市場への介入に慎重な考えを表明している。
   財務相ご自身は市場実勢を尊重しようとする立場ではあるが
   過去蔵相時代に円高介入実施を積極的だった実績もある。
   市場介入の手の内をさらすばかりか、市場に円高容認のシグナルとして、
   想定外の円相場上昇を招きかねない。*


我が国は5年以上外為市場介入をしていないが、輸出産業中心の産業構成では「円高」過敏になりやすい、というのは論旨の通り。
現実に、株価回復水準が相対的に思うように伸びていない、というのも確か
が、結局のところ「介入すべき事態には介入する」のは財務当局最高責任者として至極当然

個人的には、株価水準の問題は、「円高」基調と
新内閣発足という「カントリーリスク」を 勘案した結果と捉えている。
勿論、投資市場としての魅力の優劣という問題もある。
つまり、危惧するよりも因果関係は希薄ではないのか、と考える。

外需誘導を併用しつつも過度の外需依存を避け、内需拡大を志向する、その立場は、
現状の日本経済政策の運営者として適切な判断と解する。

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なお
本稿シリーズにおける基本姿勢と方針については
「日経社説を読む」日記 #0・稿
ご参照 願います。
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