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zoom RSS 『 屍姫 赫/玄 』#25:「屍の果て」(玄12話・終)

<<   作成日時 : 2009/03/27 04:27   >>

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― メッセージ:「貴方は生きているのですか?」 を痛烈に残して、物語『屍姫』終局!! ―


(しかばねひめ くろ 第12話:「かばねのはて」)
⇒<前回>稿コチラ:「一〇八の嘘」

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物語『屍姫』(アニメ版)その終局へ:

良かったですよ「全体の中での意味づけ」をしつつ「終局」させる、という点で。
「あのラスト」も含めて「生きる!」「関わる!」そのメッセージを伝えること最優先に。
その『イイタイコト』との関連では、見事なまでの「終局」でした。
「敢えて語らずに残し」た部分は視聴者の為のサービスでも有りえます(勿論「尺」の問題も有りますが)。
そのために犠牲になっていった「設定」たちに哀悼の意を表しつつ。

『物語はメッセージが伝えられれば設定は二の次三の次』
それは一面ではその通りなのだが、「物語が壊れてしまわない範囲で」の留保は附く。
わたしならばこうは描かないのだが、「敢えて語らずに残し」て終局もひとつの選択。
設定ボロボロになりながらも、「メッセージは伝えた」。それがこのSTAFFの精一杯。

「ありきたりのアニメ」に飽き飽きしている閉塞状況に敢えて「Bの線で」挑んだ、
挑発的で挑戦的な「異色作」として最後まで楽しませていただき感謝。
 補注):
「総評」の類は「最終話稿に織り込み、別途には書かない」方針で来たのですが、この作品は要ります…ね。別稿にて(1週程度目途に)。
「考察稿#25-3稿」を別途展開するかは考えどころですが、
(まとめ)に「総評」は要ります。自分が「ブログ内検索」必須な状況なので。

それは兎も角として、
ここまでお付き合い頂きました読者様・ブロガー様には御礼を(予め)申しあげます。有難う御座いました。

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第25話(玄12話)(最終話):【Index(目次)】
 (敬称略)
 「本稿」見出し。なので追記ごと順次改訂(の予定)

脚本:會川昇 演出:(むらた雅彦) 津田尚克
絵コンテ:佐々木奈奈子、阿部雅司
作画監督:浜津武広、萩原弘光、氏家嘉宏、緒方浩美、
     (杉山了蔵、相坂ナオキ)
 補注):
演出:事前発表では共同演出で、エンドテロップでは(単独)「津田尚克」表示でしたので括弧内に付記。
作監:事前発表では4名で、エンドテロップでは括弧内2名追加されていたので付記。     

0.導入部
1.<感想><所見>
1−1)総説:
1−2)「生きる!」こと・「関わりあう」こと:
 1−2)−1:マキナ編:
 1−2)−2:オーリ編:
1−3):「屍姫の力」(≒意思の力)ギミック:
 1−3)−1:今話回分:
 1−3)−2:『破戒(or破壊)の屍』関連:
1−4)その他の登場人物(少しだけ):
1−5)(ごく簡単に)総評:

2.<概要>(簡易版):⇒#25-2稿へ掲載
 なお、追記1.ご参照
3.屍姫 赫/玄 「回旋」〜「対比の物語」へ〜(その8):
3−1)これまでのお話:
3−2)対置と回旋(その4):⇒(略)別途補足稿にて予定

4.[補足]:(略)⇒必要に応じて同上(#25-3稿)
5.[補足](話回用語集):(略)⇒必要に応じて同上
6.記事リンク(TB送付先)一覧:
7.追記経過一覧:
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「屍(かばね)の果て」(最終話)
1.<感想><所見>

1−1)総説:
『人はわたしを/畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて/「屍姫」と呼ぶ』(Byマキナ[赫1話])

この台詞自体が(アニメ版)『 屍姫 赫/玄 』に於いては、「挑発」「挑戦状」と捉えていて
⇒(含意)『Ifと憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて「自称アニメファン」と呼ぶ』
そう考えないと、
ここまで「商品価値」には見向きもせず「作品価値」に賭けた「作品」造りにならないし、
記号論・構造主義を徹底して採用して、
騙し絵的に「分かろうとする人には分かり得る」仕組みで展開しないでしょう、と(#18稿)。
その関係で、
「素直に観るならば徹底して素直に、考えるならば徹底して考える」作品に(#21稿)。

その含意は、両刃の剣として返す刀で
『Ifと憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて「自称アニメクリエーター」と呼ぶ』
ということにもなるのですが…ね。

その『 屍姫 赫/玄 』 今話回でいよいよに最終話回。
う〜む…<概要>を別建てにした程度でまとまるかどうか…「全体の中での意味づけ」はやたらと濃い今話回

  −−−−−−−−−−−−−−−−
 【今話回の要旨(簡単にまとめ)】

・屍姫たちは「絆の力」を更に越えて「屍姫の力」(≒意思の力)で復活!!。
・登場した貞比呂アキラペアによって剥き出しにされた「浄房」奥の間。
赤紗、響への操に殉じ北斗に手により昇天。
・「屍に戻った」北斗は「甦った」狭間に庇われ逃亡。
・貞比呂、再び「光言宗」表舞台に返り咲く〜新・権大僧正に就任〜
・オーリとマキナ以外の屍姫と契約僧には『屍姫の戒律(その1)』真相は知らされぬまま。
・欺瞞に満ちた「光言宗」は存在し続ける…。
・真相を知ってしまったオーリとマキナは「行方不明」者として逃亡。
・「フツウの女の子」として生きる道を拒否し「闘うこと」を選んだマキナは北斗を追撃。
・北斗とマキナ の再戦!。
 「泣きながらに生まれいずる」者、マキナ「第4形態」
・マキナ(デレるも)「生きる!」。オーリと共に。
  −−−−−−−−−−−−−−−−
(冒頭に述べたところと重複しますが)
「生きる!」「関わる!」そのメッセージを伝えること最優先に。
投げかけられる問い:「お前達(=視聴者)は生きているのか?死んでいるのか?」を、「生きる!」「関わる!」を軸に展開される『物語』は、
物語を支える「設定」を壮絶に砕け散らせて終局へ。
勿論、不満の残るところは多々あれど、『イイタイコト』は伝えた、と診てます。
コトバの刃は、視聴者のみならず制作者にも突き立てられるのですがね…。
わたしは、この作品に現在(いま)の時期にこのご時勢に出会えて、幸いでした。

そこは感謝しつつ、是々非々で。それがわたしの「生きる姿勢」
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1−2)「生きる!」こと・「関わりあう」こと:

1−2)−1:マキナ編:
マキナ:わたしは現在(いま)生きているか?
   :おまえもわたしも生きている!。

生者/死者の二項対立を採用しないということは
「屍姫とは何か」を通じて裏返しに「人間とは何か」を問い続けた壮大な物語。
[赫1話]:心臓の動いていないマキナ から始まるマキナの「死んでいるのよ」
[玄12話](最終話)に来て、ようやくに反転し、マキナが自ら「生きる!」宣言をする、この終局。
ここはわたしは、充分に満足しています。
最終話に来て、「あのラスト」への一連の流れを通じて、「生きる!」「関わる!」そのメッセージを伝えた展開。
ソコは見事でしたし、ソコは『イイタイコト』だけは是が非でも伝えることは伝えたと。
そのように捉えています。
逆に制作サイドからは、此処は譲れない一点
言い換えれば、「あのラスト」のマキナ(とオーリ)を描きたいが故の全編展開

#21稿
『屍姫 赫/玄 は”関係”の物語で”意味づけ”の物語である、ということ』

その中核を成すメッセージが(度々書いてますが)
『それでも「生きる!」と本気で「関わりあう」を問う』
ということ(#24稿他)。

#18稿
「貴方生きてます?」 「生きながらに死んでませんか?」

(同稿)
 『貴方は”成長”していますか?』
 『貴方のその”成長”は、他人様に誇れるものですか?』
 『貴方の”物語”は、いつ完結するのですか?』と。
 『自分の胸に手を当てて、ご自身がご自慢できるのですか?』
 『それだけの「生き方」されておられるのですか?』

今話回マキナが「七星」への復讐の路を一度は捨て、なお「闘う」という選択をしたその意義は、
#15稿見出し:
― 人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処に在り哉 ―

自分の内なる「敵」にうち勝って、「自分らしく生きる」その意思決定の場面。
#22稿に云う
「未練」を越え、「誰かの為に闘う」を越え、「自分の為に」織り込んでいく「心の行程」を今話回で描いたということ。
そして、
別段、作中での 生者/死者/屍姫/屍/ の区分が重要なのではありません。
#22稿
意味を持つのは
「自らの命に尊厳を有する者という自覚があるかないか」
オーリに関する記述ですが、マキナとて同じこと。それが「仮の命」であったとしても。

オーリとの関係:
すごく柔らかくなりましたね。[玄9話]での「マキナとオーリの物語」が成立して以降の傾向として顕著です。
そして、「真相」を知ってしまった「行方不明」者として逃亡の身の、ふたりに於いて、
「契約僧と屍姫」という敷居がさして意味を為さなくなった中での
マキナ:「わたしの契約僧なんでしょ?見ていて欲しいの。わたしの”闘い”を」
もう〜愛の告白ですか?って感じに。
「闘うこと」≒「生きること」のマキナにしたら、「わたしの全てを見て!」に等しいですから。
その後の「赤紗の棺」を巡って、景世との縁が切れていないことをオーリに謝っているシーンと相まって
マキナデレる、で良いんじゃないかと。
[玄9話]はツンツンの内だと思いますけどね。

 補注):
「望カード」の起用:
今話回で、「望の望んだマキナ像」を忌避して自らの道を「闘い」の中に求めていくマキナですが、
[赫12話]:景世が語るマキナを水薙生のようにさせたくない、オーリに向けた台詞

[玄12話]:マキナが自分自身に向けた「望の望んだマキナ像」になりたくないマキナ
との対置、と読みます。

  −−−−−−−−−−−−−−−−
1−2)−2:オーリ編:

[玄9話]「物語必然の檻」を解かれ(ひたすら)「受難者」だったオーリの道が切り開かれる、という理解を前提。
[玄12話]でも、「真相を知ってしまったが故に行方不明」者扱いも「受難」と云えば「受難」なのですが。
貞比呂が新・権大僧正に就任ということは、オーリも将来の「権大僧正・候補」のエリートコース(?)に乗ったってことにはなるんでしょうね。
「真相を知る者」として順次継承されていくのでしょうし、貞比呂が「後継者」というのも織り込み済みのシナリオ、ということで。
しかも、マキナとともに逃避行…。「ツキ」が回ってきたのかオーリ!?。

「マキナの手を取るオーリ」のシーンは「大麟館の仔」を見る眼と大差ない目線位置かと思うのですが、
そのままマキナを「大麟館」に連れて行き、「光言宗には話を付けて置くから」って、ソレ無理。
ですが…、
行き場の無かったオーリ自身を「大麟館」に連れて来てくれた景世の思いを汲んで同じことを自分もしたのでしょうね。
景世の「坊主は死者の為ではなく生者の為に居る」という辺りも、景世の背中を追いながら「少しずつ成長していく」オーリの姿が微笑ましくもいとおしく感じられます。

そして、マキナに対する
オーリ:「生きてる 本当に生きようとしている それが生きてるってことなんじゃないのかな」
という辺りは、素直で「無垢なる者」オーリの面目躍如な場面。
オーリはオーリらしさそのままに「少しずつ成長していく」、それで良いのだと感じます。

なによりも、
「景世との縁が切れてはいないマキナ」シーンの対応に、
[玄3話]稿
「汝欲するなかれ その在るが儘を容れむ」

マキナの「そのまま」を容れようとするその姿は、オーリも苦しんでここまで来たのだな、と感じさせました。
恋愛感情を抱いている限りは、着いてまわる苦悩ですが、
「そのままのマキナ」を置いて他にマキナは居ないのですから。苦悩を伴う「受容するという愛」のカタチ。


「大麟館」で待っていたクラスメイトたちは、やはり「帰る場所」ではあったけれど(恐らくは)其処には留まれないオーリの道。
自分で決めた道を、今度は誰の為でもなくオーリ自身の為に歩んでいって欲しい、そう願います。
アニキ景世のためでもなく、マキナのためでもなく、オーリ自身のために。
そして「消えない”罪”」の「償い」は、オーリがオーリらしく「生きて」果たすことでしょうと。
彼の前途に幸あらんことを切に願います。

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1−3):「屍姫の力」(≒意思の力)ギミック:

1−3)−1:今話回分:
「人間としての絆」「火事場のバカ力」的に復活、というところまでは良いのですよ。
既述の#23稿の通りに。
「人間としての絆」で最後の力を振り絞って闘う、ということも(まあ)出来ます(この点は他の屍姫も可能性としては同様)。
ですが…やはり「原理」を越えたところに、永続的な(若しくは本来的な)力の発揮というものを望むのは厳しい…。

ここの「人間としての絆」を描きたかったことは予(かね)てより述べているところ。
但し、「人間としての絆」が「原理」にまで高められ、更には『屍姫の力』(≒意思の力)を「原理」化する、ということは
流石に従前の「設定」からは厳しい…。
むしろ、『屍姫の力』を得たものは「進化した種」とでも言わざるを得なくなる…。
そこに「人間としての絆」(若しくは”想いのチカラ”)を織り込みたい意図は充分に理解できる。

けれども、わたしならば、むしろ、
今後は、
[赫8話]水薙生イベントで提示されたように、今後は「屍姫」たちは屍化or絶命(昇天)の途を辿る、というのが「原理」的な流れ。

に加えて、『破戒(or破壊)の屍』化([玄11話])を描きますけれども。

わたしが描くならば、
依海市街地戦だけで「108人の屍を殺」しているであろう 神佳と異月 は『破戒(or破壊)の屍』化させます。
このふたりは広範囲拡散型の攻撃方法ですから。例えば、
異月:「嵩柾…見ないで」
嵩柾:「大丈夫だ!もう目は逸らさない。君がどんな姿になっても!」

で、実際『破戒(or破壊)の屍』と化した異月に目を背ける嵩柾の姿を描きます「人間の弱さ」を。
そして、異月に八つ裂きにされる嵩柾とその後「後を追おうとする」異月の姿も描きます。
「わたしを置いていかないで」という莉花の眼前で昇天していく早季の姿も描きます。
「人間を描く」ために必要な描写だからこそ、と思うのですが。

『そういう場面を観たくない方々』も大勢居られる(であろう)ということでの、設定の変更であったり描写しないことであったり、
その辺は、スタッフなりの優しさだと好意的に受けとめて置くことにします。
尤も、その後屍姫システム維持の為に
「(聖典・「屍法姫教典」と一体化した)北斗御神体化計画」なりを考慮すると、
その後の「マキナvs北斗」戦というのが「手順として」描けなくなるという事情があるにはありますが。

それより、
別の場所に居るマキナとその他屍姫がそろって「触媒」って云い始めてましたけども、このヒト達は「群体」ですか?
という疑問は残りますし、
何より、「触媒」と云っているのは「真相を知らない」莉花と高峰なのですが?。
「触媒」どころか「霊力の源」だったはずなのですが…。
  −−−−−−−−−−−−−−−−
1−3)−2:『破戒(or破壊)の屍』関連:

「屍姫の力」(≒意思の力)といってもその力がどこまで及ぶのかは不明のままです。
「屍姫の力」で霊力(ルン)の補給が一時的に為されたと同等の効果なのか、永続的に為されるのか、
果ては、
契約僧が居なくても自力で霊力(ルン)の補給が出来るんじゃないの?、なり、
そもそも『破戒(or破壊)の屍』にすらならない?、ってところまで拡張できてしまいます。
ましてや、「絆の力」を越えて「意思の力」に源泉を求めるならば、
水薙生も詩条響も「意思の力」が弱かったから、というお話になりかねません。
その意味で、「屍姫の力」というものを出して来るならば説明が不足している、と思わざるを得ません。
むしろ、『屍姫の力』を得たものは「進化した種」とでも云った方がよほどスッキリします。
『イイタイコト』との関連で重要ではない、ということならばそれまでですが。

更には、『破戒(or破壊)の屍』という概念ですが、
これを説明するためには、屍姫の原理そのものを解説する必要があった、と思うのです。
例えば、
屍を屍姫にする過程で一度魂と肉体を分離させ(その際『破戒(or破壊)の屍』が屍姫の本来の姿)、再度結合する法術により魂と肉体を連結する、
その法術が「108人の屍を殺」した時点で失効する、というように。
その場合、『破戒(or破壊)の屍』は「人間」ではなく、不死「身」つまり魂は離脱しており肉体だけが勝手に動き出す「物」でしかなくなる

新・権大僧正に就任する貞比呂が「天国に逝けるように」と語っていることからして、
やはり、『破戒(or破壊)の屍』にはなるのは「真実」であろうと捉えられ、
その意味ではオーリもマキナも「同胞」に真相を明かせないまま『破戒(or破壊)の屍』への道を歩ませてしまうことにはなるのでしょうが。
更には、
真相を知ってしまった貞比呂とアキラは、その後専ら「人間(生者)」を殺してきたのではないのかという疑念が消えず、
「人間(生者)」ならば、1億2千万人であろうが4千万人であろうが大虐殺しようが『破戒(or破壊)の屍』にはならない、という帰結になりかねませんが?。
それもこれも、『イイタイコト』との関連で重要ではない、ということならばそれまでですが。

ただ、
『「屍姫とは何か」を通じて裏返しに「人間とは何か」を問い続けた壮大な物語』という観点からは、
「重要ではない」とは流石に云えないであろう、と。
せめて云えることは、「あとはお察し下さい」というのが限度かと。
「尺」との関連はありますが、ここはもう少し詰めて欲しかったところ。
『イイタイコト』の核は伝わりますが、[玄10話]以降「終局プロット」が雑な点がそれまでが良く出来ていただけに残念

『Ifと憐憫と侮蔑と嘲笑をこめて「自称アニメファン」と呼ぶ』

その諸刃の剣はご自身たちにも及ぶのですよ、と。

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1−4)その他の登場人物(少しだけ):

・貞比呂とアキラの過去話(アキラの未練)は、その後の「行ったか、あいつらも」(by貞比呂)とオーリとマキナの会話からその内容の必要部分は推認出来るので
 ちょっとくどかったかと、わたしは思います。
・貞比呂が権大僧正・後継として本山に登場するシーンは、わたしは「剃髪した貞比呂」の姿で観たかった。
 剃髪のしきたりは「光言宗」では必須ではないようですが、権大僧正に就任する者としてはそれなりの格を体現する身なりで登場して欲しかった。
 他の「偉いさん」は「お飾り」or「でくの坊」らしいので、なおのこと。
・「七星」狭間が[玄10話]以降死んでいるのか生きているのか、その描写不明な点に一工夫欲しかった。
 「七星」印が脳髄なので「死んではいない」とは云えても、容貌がまちまちに過ぎました。
 勿論、北斗が赤紗の手中に抑えられた時点で「七星」もその第一頭目も「死に体」にはなるのですが。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1−5)(ごく簡単に)総評:

・全体を通じては、「ありきたりのアニメ」に飽き飽きしている閉塞状況に敢えて「Bの線で」挑んだ、という点でわたしは充分楽しめました。
 但し、その性質上「視聴者を選ぶ」作品なのは当然の帰結。
・[玄10話]以降の「終局プロット」の詰めが甘すぎる、むしろ素描に過ぎず推考を経ていないのでは思わせるほど。
・記号論・構造主義を徹底した採用は非常に楽しめたが、[玄9話]収束ののちはその路線を廃して「終局」に向けた再構成が必要ではなかったか。疑問なしとしない。
・担当・演出家の力量により出来の善し悪しが激しいということは、制作チームとしての機能という点からすると残念。
 ちなみに、今話回・担当・津田尚克は「まずまず」で上出来と言いたいところだが…
 最終話回なのでそこは辛口に。

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2.<概要>(簡易版):

#25-2稿へ掲載
 (別途 追加稿にてup予定)

追記1.:概要につき詳しい参照先リンク加入
12:01 2009/03/30
からまつそう 様(内容前半)稿
からまつそう 様(内容後半)稿

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3.屍姫 赫/玄 「回旋」〜「対比の物語」へ〜(その9):
同(無印)〜(その8)は#17〜#24参照(リンク先は#17稿)


「割れた鏡」合わせの物語でパラレルと非パラレル 混在

3−1)これまでのお話:

 [赫1話]:「屍姫」マキナ登場 オーリ マキナと出会う
 [赫2話]:すれちがう ふたり オーリ自分の無力さを知る
 [赫3話]:重なり合わない ふたり 絆は 景世
 [赫4話]:オーリ 遂に景世の裏の顔(マキナの契約僧)を知る
 [赫5話]:「屍姫」イツキ・「契約僧」タカマサ そして「背信僧」登場
 [赫6話]:激闘赤紗戦 身を呈する景世 「世界」の違いすぎるオーリ
△[赫7話]:ヒーローでもなければ正義の味方でもない!宣言(byマキナ)
◎[赫8話]:屍姫vs屍姫 オーリ絶叫虚しく
 [赫9話]:オーリの傷心と時の流れ そして、明かされるオーリの過去
 [赫10話]:北斗・七星と結ぶ赤紗 マキナの敵にして仇。「嵐の前夜」
○[赫11話]:少年よ己が手を血の赤に染め 煉獄の黒き道を行くが良い
◎[赫12話]:景世「誓い」の果て黒き骸 託された「願い」と赤き宿星と
△[赫13話]:赤き罪 黒き罰 少年は自らの道を選び前に進む
    −−−−−−−−−−−−−−−−
○[玄1話]:互いの傷を絆に ふたり 今共に歩む道 光に照らされ開く
◎[玄2話]:人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処
○[玄3話]:ふたりの絆は景世 汝欲するなかれ その在るが儘を容れむ
○[玄4話]:もうひとつの「3人の物語」 そして屍姫その裏の顔「異形」
◎[玄5話]:敵は「景世の”影”」 オーリ マキナ「在りの儘」が絆=力
○[玄6話]:「瞬間、未練、重ねて」 新たなふたりの旅立ち
○[玄7話]:「偽言霊」「死は幸せ」に踊る望その果て オーリみたび慟哭
○[玄8話]:マキナと北斗 オーリと歪質 別の場所の別の闘い
☆[玄9話]:マキナ「闘う理由」 オーリ「生きる理由」 再びの始まり
○[玄10話]:赤紗の切っ先遂に光言宗の喉元に 少女達に新たなる幕
◎[玄11話]:赤紗vsオーリ 運命の仔激突! 問われる「人間の絆」!
○[玄12話]:メッセージ:「貴方は生きているのですか?」

    −−−−−−−−−−−−−−−−
   ◆屍姫 赫/玄 パラレル
 赫1話:出会い     玄1話:再会
 赫2話:目撃(遭遇)  玄2話:遭遇(目撃)
 赫3話:絆は景世    玄3話:絆は景世 
 赫4話:裏の顔契約僧  玄4話:屍姫裏の顔
 赫5話:敵は「背信僧」 玄5話:敵は「景世の”影”」=己
 赫6話:契約僧と屍姫  玄6話:契約僧と屍姫
    (景世とマキナ)    (オーリとマキナ)
 赫7話:偽言魂「正義」  玄7話:偽言魂「幸福」
 赫8話:契約僧と引き離さ玄8話:屍姫と引き離された
     れる屍姫        契約僧
 赫9話:望に導かれる  玄9話:望みに導かれる
     オーリとマキナ     オーリとマキナ
 赫10話:秘密のアジトで 玄10話:「光言宗」の秘密に
  北斗・七星と結ぶ赤紗     北斗を導く赤紗
 赫11話:赤紗・七星に  玄11話:オーリとマキナ
  追い詰められる        北斗と赤紗を
  景世とマキナ         追い詰める
 赫12話:景世逝く    玄12話:赤紗逝く
  景世の居ない         オーリとマキナ
  オーリとマキナ        新たな旅立ち
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−        
3−2)対置と回旋(その4):
⇒(略)別途補足稿にて予定

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.[補足]:(略)
⇒別途補足稿にて予定
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.[補足](話回用語集):(略)
⇒必要に応じて補足稿にて
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
6.記事リンク(TB送付先)一覧
(順不同)6版・03/31

  *言及リンク*
12:01 2009/03/30 20:20 2009/03/30
からまつそう 様 (コメント提供)
(概要につき詳しい参照先としてリンク加入。リンク先は感想稿。
 素朴な疑問にご自身なりの回答を附されておられます。)

  *記事リンク*
日々“是”精進! 様
つれづれ 様
White wing 様

11:24 2009/03/27
ウサウサ日記 様
(素朴で素直な感想を大切にするサイト様)

15:49 2009/03/28
アニメレビューCrossChannel.jp 様
(すでに総評稿として、まとまり)
17:48 2009/03/28
Shooting Stars☆ 様コメント提供
21:10 2009/03/31
色・彩(いろ・いろ) 様
 (「飛翔展開」把握に基づく 最終話の簡潔ながら秀逸なまとめ
 「生きることの意味」解釈は留保。)
 補注)「キャシャーン」
 わたしにとっては、「キャシャーン」⇒『新造人間キャシャーン』
  『新造人間キャシャーン』(総監督:笹川ひろし 制作:タツノコプロ)(’73)
  『キャシャーン Sins』は同作の復刻版。
  本作のストーリー・脚本:會川昇
  『キャシャーン』OVA(監督:福島宏之 制作:タツノコプロ、日本コロムビア)(’93)に脚本参画

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7.追記経過一覧:
追記1.:03/30:本文中概要につき参照先リンク加入:
 補注)「#25-2稿」upより先に詳しい概要が挙がりましたので、
    「#25-2稿」up保留。そちらをご参照戴く、ということで。
    Logは保管して置こうとは思っています。
 以上 追記1.
  *訂正表*
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タイトル (本文) ブログ名/日時
『屍姫 玄』第12話最終回
第12話「屍の果て」108体の屍を倒したら屍姫がどうなるか…浄房に居た旺里とマキナ以外は結局知らされずに闇の中。 ...続きを見る
ウサウサ日記
2009/03/27 05:51
屍姫 玄 第12話「屍の果て」
 まさかこんなところで・・・。打ち切り匁のラストのような終わり方ですね。前回凄く面白かったのに・・・一体何が? ...続きを見る
つれづれ
2009/03/27 06:26
「屍姫玄」第12話(終)
  第12話「屍の果て」(終)オーリとマキナは北斗たちとの最終バトルへ。その先にあるものとは・・・。本当に生きるということ。七星と対峙する契約僧と屍姫たち。大切な記憶――「縁は、私たちの意志よ!」二人の七星を撃退マキナとオーリは、北斗と赤紗とバトル呪い... ...続きを見る
日々“是”精進!
2009/03/27 07:44
屍姫 玄 第12話「屍の果て」最終回
赫から視聴続けた屍姫も最終回になりました。正直、盛り上がりに欠けた最終回だったわ。それでも一応は楽しめました。そんな最終回でした。 ...続きを見る
White wing
2009/03/27 19:22
屍姫 玄 第12話(25話)「屍の果て」(最終話)
七星と手を組み光言宗を倒すという赤紗。彼のヒビキへの未練は、己の性が生み出した屍姫北斗のために断ち切られ、最後を迎えることになった。 背信僧の汚名を背負い、敵役でありながらもより真実に近づき悩む赤紗を十分にキャラ立て出来なかったところに、企画からシナリオ打ちの甘さが見て取れる。赤紗が裏主人公として活躍するシナリオが並列していれば、オーリも屍と屍姫の業に悩むことも少なく、景世兄貴の幻影を追わず、赤紗・七星との戦いに真っ直ぐ打ち込めたのだろう。主人公が迷い彷徨うドラマを狙ったのだとしても、オーリの... ...続きを見る
アニメレビューCrossChannel....
2009/03/28 11:43
屍姫 玄 第12話(最終話)「屍の果て」
なんというVVV的展開?。VVVというのは「Venus Versus Virus」というアニメのことですけども、このアニメもこんな終わり方だったような気がするんで&... ...続きを見る
Shooting Stars☆
2009/03/28 16:39
屍姫 玄 第12話(第25話)最終話「屍の果て」(感想)
こちらは感想です(内容前半・後半)今回、月曜深夜の放送が待ち切れず、家族がPCを使っていない隙に何回かに分けて動画サイトにて内容を書き留めながら視聴しましたが…(と言う訳で最終話の内容も聞きとれるだけは書きました!毎度、誤字脱字聞き間違い勘違いはたくさんあ... ...続きを見る
からまつそう
2009/03/30 10:19
屍姫 玄 第12話【終】
 意 外 な 結 末 ? 貞比呂はちゃんと居ましたねw ...続きを見る
あしゅの気まぐれブログ
2009/04/02 02:00
屍姫 玄 #12.(最終回)
「屍の果て」 屍姫たちは、自らの意志で縁を結びなおし。 「108の屍を倒した屍姫 ...続きを見る
色・彩(いろ・いろ)
2009/04/02 19:46
『 屍姫 赫/玄 』#25-3 【総評】稿
「次の一歩」を踏み出すために。 祈念〜『 屍姫 赫/玄 』に本気で向き合った方々に幸多かれ〜 ...続きを見る
シリウスを目指して翔べ!
2009/04/04 00:27

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コメント(1件)

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<補足(若しくは続報)>
DVD8巻に「26話」が格納されるそうです。
現在GAINAXにて制作中らしいのですが…
(本放送終了後に発表されてもね…)。


25話最終話で良いですよ、と自分を納得させちゃったところなのですがあ。
DVD特典で「アナザーストーリー」で良い気もするのですが、「26話」との由。

とまれ続報まで。
ペンギン座@ブログ主
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2009/03/27 21:17

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