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zoom RSS 大河『 天地人 』#1:「五歳の家臣」

<<   作成日時 : 2009/01/05 01:20   >>

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― 直江兼続 北斗七星に将星を見出される ―



第1回:「五歳の家臣」
 【Index(目次)】
 「本稿」見出し。なので追記ごと順次改訂(の予定)
0.導入部
1.話回の<概要>(要点):
2.開稿にあたり<はじめに>:
3.<感想>:
3−1)アバン/「愛の字前立兜」/米沢:
3−2)「天下の器」:
3−3)上杉輝虎(謙信)描写:
3−4)宇佐美定満溺死事件/上田衆:
3−5)樋口家そして雲洞庵・入:
3−6)『愛の精神』『紅葉の教え』『北斗の誓い』:
3.[補足]:
4.記事リンク(TB送付先)一覧:
5.追記経過一覧:

 【公式HP】

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1.話回の<概要>(要点):

第1回:「五歳の家臣」
・直江兼続 関白謁見(1586年) 直参要請を拒否
  関白・豊臣秀吉をして「天下の器」と評さる
・宇佐美定満溺死事件(1564年)
  坂戸城主・長尾政景死去により上田衆蜂起の危機を上杉輝虎(謙信)慰留
・長尾喜平次(景勝) 政景後継のち叔父・上杉輝虎(謙信)養子縁組の儀
  喜平次「父の仇討」目論むも未遂。のち帰順。
・樋口惣右衛門の子・与六(のち直江兼続)5歳。 坂戸城すわ叛乱の騒動を見物
  すったもんだの騒ぎの後、長尾喜平次小姓として喜平次と共に雲洞庵・入。
  その際上杉輝虎(謙信)拝謁。「気に入った」と評さる。

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2.開稿にあたり<はじめに>:(敬称略)

後掲の基本姿勢により、結果的に 辛口な視聴評 にして
感想よりも論評・解説が軸になると思われます。その点あらかじめご理解ご了承の程を。

大河ドラマはモノに寄りけりなのですが、主人公が直江兼続 ということで観ることに致しました。
一般には馴染みが薄い(知名度が低い)直江兼続ですが、歴史ファン・戦国ファンで知らないというのは「モグリです!」、というくらい
直江兼続を重視されてる向きは多いことと思われます。好きの濃淡の差こそあれ。
(かくいうわたくしも、結構な歴史ファンではあります、実は)
念の為、「知らない」という「歴史ファン」を非難する意図で書いているわけではありません。その点は後述の前後の文脈で御判断をお願い致します)

が、それ故にドラマ化するのは難しい…。

ファン層に於いては各自が自分なりの 「直江兼続」像 を持ち合わせているため
(そうは云っても 「ある程度共通項的なるもの」はあり、そこの「直江兼続」像 にさほどの差異はないはず)、
描くうえで、そこを踏まえるのか・大きくハズすかで、「心情的・生理的に入れない・付いていけない」という層は出てきてしまいます。
そこの描き方を注目していきたいと考えております。
いずれにせよ、結果的に 辛口な視聴評 にはなっていくかと、現段階で既に思われます。

現に、原作本である火坂雅志・著・「天地人」については、書評の段階で評価が大きく割れており、
(実際自分が読んでいない段階で「直接の評価」は差し控えたいというのは良識の問題として)
原作本に批判的な書評という層は、『共通項的「直江兼続」像をハズして』いるがゆえに、賛同できないという意見が多く見受けられるように思われます。
そこは、一般の(=馴染みの薄い)層とともに
「直江兼続という人物を通じてどのような人間ドラマを展開できるか」
がドラマ版の課題であり、
脚本家・小松江里子の掲げる 『愛の精神』『紅葉の教え』『北斗の誓い』 なるもの(【公式】参照)が、
どの程度の共感を呼んで受け容れられるか、にかかると思われ、
その点を注目してみていきたいと考えております。

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3.<感想>:

3−1)アバン/「愛の字前立兜」/米沢:

「愛の字前立兜」は直江兼続のトレードマークのひとつといって良いので、この入りは好評価できるかと。
そして、兼続旧領・米沢(のち関ヶ原後の上杉家転封地)からスタートというのも好評価。
 (但し、「それ以外」の「入り」が考えにくいのも確かなので、お決まりコースといえば、そう)
で、ここでの『愛』の説明がちょっと弱かったかな、という印象
まあ、「今後本編で語られるべきところ」ではあるので、「軽く」でベターなのでしょうが…。
ここでの 『愛』って「仁愛」「仁義」 と捉えるべきもので、
それと「利」を対比させたのは、描かれた秀吉像が随分と「薄っぺらく」感じられた関係で、
「印象付け」としては弱かったかな、と思われます。 つまり対比の対象として打ち出すには弱い印象と。

で、作中にて触れられる「義」の意義(定義)についても、
国語的に用法的に、むしろ、少年与六の説明の方が妥当で、和尚の説かれるは「仁」(もしくは「仁愛」)の方だろうと、
見ていて思わざるを得ませんでした。
勿論、描写意図として『義を義として振り回すなかれ』という「教え」だとするのであれば合点はいくのですが、そうは表現されていなかったように思われます。
まあ、のちに「他人の言葉で語るな・自分の言葉で語れ」のシーンがあるにはあるのですが、
ソレとコレは、やはりズレがある、と感じます。

あとは…欲を云えば
「縫延銅の鎧」を出して、そこに示される梵字「ベイ」で毘沙門天への帰依、謙信の衣鉢を継ぐ者、という描写がどこかに欲しかったのですが、
…これは「欲」ですね、今後に期待します。
詰め込みすぎになっちゃいますし
番組末のコーナーででも紹介されるかな〜と思っております。

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3−2)「天下の器」:

う〜ん、これでも良いといえば良いですが個人的には、
『 天下の仕置は 隆景か直江 』(by秀吉)の方を使って欲しかった、というのが わたし的希望。
「天下の仕置」つまり関白になりかわり政に於いて下々の差配を振るう者(まあ「宰相」ですね)は
小早川隆景(毛利元就三男)か直江兼続 の他には居らぬ、の意なのですが…。
別段、直江兼続が「天下人」狙ってたとか無いですから。「やると云われても要らない」でしょう、彼。
それよりも、「景勝様をおいて他に 我が主は 無し」が表現されたし、
あわや斬られそうになりましたし、だから良いのか、とも思いますが…。。
ちょっと、「筆が走りすぎた」「技巧的に過ぎた」印象が強いです。 大坂城を見上げるシーンも込みで。
「日之本の蓋」(又は「天下の蓋」)とまで称された 小早川隆景 と双璧な 実力の持ち主が上杉景勝大事の御為「陪臣」で居る、ってことを
もちょっと工夫がというより、演出過多を抑えて欲しかったところ。

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3−3)上杉輝虎(謙信)描写:

ココは満足ですね。 配役・阿部寛 似合ってます
Gacht謙信はそれはそれで美しいし、「(同時代的には)狂気と紙一重の美意識」を表現するには適役だった、と思うのですが、
他方の、阿部寛の場合は「己が信じたところは愚直なまでに貫き通す」謙信像のイメージで良い、と感じました。
演技も迫力ありましたし、気合充分です。

今話回との関係では、
毘沙門天との生涯「女犯の禁」の部分は説明されましたが、少し喜平次(景勝)に肩入れし過ぎてるように思いました。
それならそれで、のちに「御館の乱」で(後継者争いの)相手方=上杉景虎(北条家より養子)との関係が説明に窮するのではないかな、と思っております。
謙信自身は後継者を確定させないまま突然死(死因は脳溢血説が有力)したから、だといえばそれまでですが。
本命・景勝というならば、何故に”景虎”を北条家養子に名乗らせたのか、というお話になってしまいますので
そこの部分は、今後の展開力に期待することにしましょう。

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3−4)宇佐美定満溺死事件/上田衆:

真相は現在に至るまで定説無し。
作中では、坂戸城主・長尾政景死去の方に重点を置いて説明されていますが、
事件としては、「軍師・宇佐美定満死ス」の方が大きいかと。

それで、長尾家や上田衆との関係ですが、
長尾景虎⇒上杉謙信なわけで、謙信の出自は越後守護代・長尾家
「輝虎」は足利第13代将軍・義輝一字拝領
でその長尾政景が勢力基盤とする「上田衆」ですが…今イチぴんと来ない方は
のちの 田中角栄後援会「越山会」をイメージしてみれば、そこを掌握している重みが分かります
鉄の結束を誇った「越山会」ってエリア的に系譜的に「上田衆」と一致しますので。
越後がただでさえ一枚岩でなく、「謙信という超カリスマ」でなんとか収拾ついてるものの
「上田衆」を勢力基盤とする長尾政景が、いずこの筋ともいえず(むしろ、いずれの筋とも云える)狙われるのは必定。
狙いは勿論「上田衆」取り込み、あるいは敵対ならば弱体化。

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3−5)樋口家そして雲洞庵・入:

与六(のち直江兼続)の父・樋口惣右衛門が下級武士に過ぎず、半農の生活をしていたのは事実の模様。
それゆえ、兼続は貴種というわけではない。
近習となったのは、10歳説もあるのだが物語展開上5歳で良いです。
上杉景勝・直江兼続の主従の絆の「堅さ」を描くためには、ここに相当に話回数充てないとならないかと思われ。
雲洞庵・入の際上杉輝虎(謙信)拝謁し、「気に入った」と評さたかどうかは…ホントですか?って感じ…。
まあ「骨のある奴」じゃないとこのご時勢務まりませんけれども。

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3−6)『愛の精神』『紅葉の教え』『北斗の誓い』:

まあ…第1話なので、言葉としては出てきましたが、「だから何?」という部分は今後の展開に期待。
まだ第1話ですから。
掴みとしては…拡大枠の割りに今イチかな〜!?。

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3.[補足]:
1)今後のコンテンツ展開:
見通したてるために、#0稿設置予定

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4.記事リンク(TB送付先)一覧:
 (順不同)(4版)(01/08)

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5.追記経過一覧:

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内 容 ニックネーム/日時
大変ご丁寧なコメント、ありがとうございました。
「記事リンク表示」の趣旨は理解したつもりなのですが、具体的には、私はどうしたらいいのでしょうか?
お手数ですが、どうかご教示ください。
HIRO-P
URL
2009/01/06 22:27
こちらでは はじめまして
ご丁寧にコメントお返事頂き有難く存じます。

今回分はわたしのコメント(のURL欄)で相互の記事リンクが出来上がっている
(ことになる)ので、現状のままでも構わないのですが
アメブロ・ブログ様にはコチラからのTbが跳びませんので
次回以降お手数ですが
本文中に記事URL表示のうえTb送付 頂けましたら幸いです。

(その都度コメントに伺う、でも宜しいのですが、その対応方法は却ってお手数です、お互いに)

とまれ
今後とも宜しくお願い致します。
ペンギン座@ブログ主
URL
2009/01/06 22:39

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