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zoom RSS 『 屍姫 赫/玄 』#18:「性と未練」(玄5話)

<<   作成日時 : 2009/01/30 01:25   >>

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― オーリの選択 彼の煉獄の道は”逆螺旋” 「在りの儘」を容れて歩む ―

(しかばねひめ くろ 第5話:さが と みれん)

凄く良かったです。泣きました。
オーリその一歩。マキナその一歩。
録画し損ねたので、<概要>は簡易版にて。訂正補足等は必要に応じて、で。

<前回>稿コチラ「異月の貌」
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第18話(玄5話):【Index(目次)】
 「本稿」見出し。なので追記ごと順次改訂(の予定)
0.導入部
1.<感想>
1−1)オーリの選択 「在りの儘」を容れて歩む:
1−2)屍姫 赫/玄 「回旋」〜「対比の物語」へ〜(その2):
1−3)オーリ、その煉獄の道は”逆螺旋”:
1−4)「”自称”アニメファン」を嘲笑う物語:
2.<概要>(簡易版):
3.[補足](話回用語集)
4.[補足]:
5.記事リンク(TB送付先)一覧:
6.追記経過一覧:

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第18話(玄5話):「性と未練」:
 (敬称略)
脚本・會川昇 演出兼絵コンテ・園田雅裕 作画監督・倉橋希

   (これまでのお話)

 [赫1話]:「屍姫」マキナ登場 オーリ マキナと出会う
 [赫2話]:すれちがう ふたり オーリ自分の無力さを知る
 [赫3話]:重なり合わない ふたり 絆は 景世
 [赫4話]:オーリ 遂に景世の裏の顔(マキナの契約僧)を知る
 [赫5話]:「屍姫」イツキ・「契約僧」タカマサ そして「背信僧」登場
 [赫6話]:激闘赤紗戦 身を呈する景世 「世界」の違いすぎるオーリ
△[赫7話]:ヒーローでもなければ正義の味方でもない!宣言(byマキナ)
◎[赫8話]:屍姫vs屍姫 オーリ絶叫虚しく
 [赫9話]:オーリの傷心と時の流れ そして、明かされるオーリの過去
 [赫10話]:北斗・七星と結ぶ赤紗 マキナの敵にして仇。「嵐の前夜」
○[赫11話]:少年よ己が手を血の赤に染め 煉獄の黒き道を行くが良い
◎[赫12話]:景世「誓い」の果て黒き骸 託された「願い」と赤き宿星と
△[赫13話]:赤き罪 黒き罰 少年は自らの道を選び前に進む
    −−−−−−−−−−−−−−−−
○[玄1話]:互いの傷を絆に ふたり 今共に歩む道 光に照らされ開く
◎[玄2話]:人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処
○[玄3話]:ふたりの絆は景世 汝欲するなかれ その在るが儘を容れむ
○[玄4話]:もうひとつの「3人の物語」 そして屍姫その裏の顔「異形」
◎[玄5話]:敵は「景世の”影”」 オーリ マキナ「在りの儘」が絆=力

⇒<次回>:「幸福という怪物」
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1.<感想>:
― オーリの選択 彼の煉獄の道は”逆螺旋” 「在りの儘」を容れて歩む ―

 『「回旋」〜「対比の物語」へ』自体は、詳細は#17稿(玄4話)1−1)【ご参照】。
                    本稿では1−2)にて
 「ヒトのカタチ」論も既に述べているところですので、上記稿参照等。

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1−1)オーリの選択 「在りの儘」を容れて歩む:

オーリの選択:
泣けました(歓喜)。 初めてオーリ格好良い、って思えたかもしれません。
マキナの景世への想いそのまま受け容れ
「呪い」の力を マキナと景世とオーリの 絆 と認めて正面から受け容れる、
その代償は、『オーリの命を削って闘うマキナ』
 究極選択:『生死を共に or どちらかだけでも生き残す』
との関係では、『生死を共に』即ち、死なば諸共 の『覚悟』をしたことになります。

 マキナ ――― 景世 ――― オーリ
 マキナ −−−−−−−−−− オーリ

この関係が関係としてある以上は、そのままを受け容れるしかないのですが。
オーリ:「忘れることなんかない!」
   :「ボクと契約しても、アニキとの縁は残しておけば良い!」
   :「誰にも言わない、キミの心をボクが隠す!」
   :「呪いじゃない! アニキと星村さんの(そしてボクとの)絆だ!」「力だ」

もう、これまでも繰り返し述べてきたところですが、
マキナにとっての「世界の成り立ち」(若しくは「自我の成り立ち」)
『彼彼女にとっての「世界」は「そのようなもの」だった。』
ならば、
マキナの「異形?」も景世への想いも「ありのまま」を受け容れて
『「呪い」の力で オーリの命を削って闘うマキナ』
という形を オーリは今話回で選択しました(感涙)。

これを「光言宗」の側が受け容れざるを得ないのです。
受け容れないときは、「敵」に回りかねない以上は。

そして、実のところ、アニキ景世も、
『生死を共に』即ち、死なば諸共 の『覚悟』をしていた、と思うのです、わたしは。
但し、景世の場合は、『マキナよりも先には死ねない』の留保が付きますが。

  −−−−−−−−−−−−−−−−
マキナ自らの「在りの儘」:

第15話(玄・第2話)に於いて振り下ろされた「死神の鎌」
マキナ:「違う!そうじゃない!…みんなみんな わたしが…あ…」
で 黙示 が
今話回に於いて、
マキナ:「景世を本当に殺したのは、あたしなのよ!」 で明示される。

第15話:「我が敵」(玄2話)に於いて、
北斗:「鏡。鏡。割れた割れた」 によって、
「鏡」と称される マキナ(の心)が「割れ」る(→玄3話〜)
 と同時に
「鏡合わせの物語・構図」も 「割れた」=話回数に対応しない
と云うこと(”連結”による「回旋」)。
そのうちの前段部分「マキナ=壊れる心」部分

あれほどまでに、景世との「縁」にこだわり、景世への想いを捨て去ることが出来なかったマキナが、
自覚的に、本当に素直になって、自分の「本当の本当」を認めるシーンに涙(歓喜)。
 ↓該当シーン:
オーリ:「星村さんはそれだけアニキのこと好きだったんだよ」
  その声に言葉にハッとさせられ、ほっとする、マキナ…。
マキナ:「そうかも…。そう、わたしは景世が好きだった…今でも好き…」
  マキナの本当の気持ちが想いが溢れ出す。

とても素適です。 素直で正直な想いの発露がとても素適です。
そして、ここに至るまでの マキナの遠き遠き道のり…良かったねマキナ♪

 [玄2話]での
マキナ:「景世…景世景世…景世…景世…け、景世…」
マキナ:「景世―!」
という、マキナの景世を求める言葉が、喘ぎ声にすら聞こえる、この想いが
素直に 「景世が好き」(byマキナ)という言葉 になる 今話回
涙ものです。
 (ちなみに「対比の物語」的には反転されています、今話回。「景世じゃない!」に。)

そして、そんなマキナを「まるごと」受け容れようとするオーリに心を開いて行きます
但し、障害は之に留まりませんが…「続く」ということで。

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1−2)屍姫 赫/玄 「回旋」〜「対比の物語」へ〜(その2):

『「回旋」〜「対比の物語」へ』自体は、詳細は#17稿(玄4話)1−1)【ご参照】。

[玄5話]との関係においては、
各5話:己の敵は何処に在り哉…その身のうちに在り
[玄5話]:敵は「光言宗」の敵「背信僧」鹿堂赤紗/
[玄5話]:敵は「景世の”幻影”」

なのですが、結局のところ、
 ― 人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処に在り哉 ―
なのですよね。

   ◆屍姫 赫/玄 パラレル
赫1話:出会い     玄1話:再会
赫2話:目撃(遭遇)  玄2話:遭遇(目撃)
赫3話:絆は景世    玄3話:絆は景世 
赫4話:裏の顔契約僧  玄4話:屍姫裏の顔
赫5話:敵は「背信僧」 玄5話:敵は「景世の”影”」=己
 …          …       

尤も、第15話:「我が敵」(玄2話)に於いて、
北斗:「鏡。鏡。割れた割れた」 によって、
「鏡」と称される マキナ(の心)が「割れ」る(→玄3話〜)
 と同時に
「鏡合わせの物語・構図」も 「割れた」=話回数に対応しない(非パラレル)
と云うことになって行きます(”連結”による「回旋」)。

#17稿(玄4話)1−1)と重複するところは割愛しますが…、
・[玄4話][玄5話]と2話回使って、 
 「自動車を操る屍」と「屍に操られる自動車」(赫5話赫6話)

・[赫6話]マキナをピンチに追い込むオーリと助けに来る 景世/
 [玄5話]マキナのピンチを追い込む「景世の”影”」と助けに来る オーリ

・[赫5話][赫6話]かつての友・「背信僧」赤紗と闘わざるを得なくなる 景世・貞比呂/
 [玄4話][玄5話]かつての友・「屍」鞆春と闘わざるを得なくなる 嵩柾・異月

・[赫5話]オーリを乗せた車に3人 異月(運転手)を基点に逆三角形/
 [玄4話]オーリを乗せた車に3人 異月(後部席)を基点に逆三角形
  ([玄3話][玄4話]は左ハンドル車・[赫5話]はハンドルの右左忘れましたが↓こう)
 [赫5話]    [玄4話]  (●が異月の座席位置)

  進行方向←    進行方向←
     ○           ○ ●  
  ● ○           ○
    (↑マキナ)     (↑嵩柾)

探せばもっとあるはずなので、ここでイイタイコト要約
・赫/玄 を「対比の物語」構造にして、「回旋」を描く。
『赫』序盤を活かすのみならず、「繰り返す(繰り返されてしまう)」物語を描く。
・「鏡合わせの物語・構図」を採用することで、宿命因縁を強調する。
聖数3にこだわり、煉獄を描く ― ダンテ・著・『神曲』 ―3n又は3n+1。
「”自称”アニメファン」の愚かしさを嘲笑い、呪詛する。

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1−3)オーリ、その煉獄の道は”逆螺旋”:
〜殆ど成長しない オーリ の物語〜

螺旋(スパイラル)のアンチテーゼとしての”逆螺旋(アンチスパイラル)”
此処で云うのは、『天元突破グレンラガン』のアンチスパイラルとは意味が違います
「ヒトはそんなに簡単に変われない」
「ヒトはそんなに簡単に成長しない」

という物語を描きたいのです。

ここには、「會川”信者”」ですら気付かない 彼の「深化」があると捉えています。
わたしは是々非々論者ですですので、”信者”になぞなろうはずがなく、「只才有るのみ」で評価する立場です。
むしろ、嫌いで、作品として良いものは良いものとして、その限りにおいて才能を認める立場です。
會川モノと云えば「業」、「業」と云えば會川モノ、
その飽き飽きした「會川モデル」からの彼自身の「深化」として認めています
「業」と云えば「業」に違いは有りませんが、見方・考え方を変えていっている、モデルチェンジとして捉えます。

そこで示される「ほんの僅かな成長」が本人にとっては「”とっても”な成長」の様を。
『〜グレン〜』の シモンとカミナ との関係性は オーリと景世 に似せていますし、台詞にオマージュも混ぜていますが(玄3話)、
根本的に「違う物語」を描きたいのです。
「螺旋力」に基づくシモンの”成長”物語は、「気合」という瞬発力の勝負の物語です。
之に対して、
アニメ版『屍姫』のオーリ”成長”物語は、「気合」ではどうにもならない持久力の勝負の物語と捉えます。
むしろ、オーリの物語はあがけばあがくほど「蟻地獄」(その意味で”アンチスパイラル”)に堕ちていってしまうのです…。
今話回でも、「ありのまま」を受け容れた、それはそれで良いとしてその先に待つものは…
 『「呪い」の力で マキナのために(そして、自分と景世のために)命を削って闘うオーリ』
これが、このコの精一杯なのです。

自転車に乗れないコに「自転車も乗れないの?」と云ってみても、何も始まりません。
現に「乗れない」のですから。出来る様になるまでは。
自転車に乗れるようになって、車の教習所に通い始めた者が教習がうまくいかなくて、「仮免許」も取れて居ない状態にあるときに、
「仮免許」も取れて居ないの?と云ってみても、現に「出来ていない」のですから、何も始まりません。
泳げないコに「泳げないの?」と云ってみても、現に「泳げない」のですから、何も始まりません。
そんな自分も居たことを忘れて「成長しない」と責めてみても仕方がないではありませんか?。
「ヒトはそんなに簡単に変われない」
「ヒトはそんなに簡単に成長しない」

のですから。
むしろ、『銀河鉄道999』の鉄郎のように「成長しない物語」なのです。
オトナ目線では2話回観れば分かってしまう”答え”も、
当事者が失敗に失敗を重ねて、経験を積み、その果ての果ての「選択」「決断」であるが故に重みがあるのです。
その間、鉄郎の「成長しない物語」が繰り広げられるのです。
そして、むしろ「それが人間」というものではありませんか?。

現に、『赫』編では、オーリなりに「何とかしよう」と試みても、「何ともならない」ばかりか、却って「はた迷惑」なばかりの日々…。
『玄』編になっても、自転車に乗れるようになって、車の教習所に通い始めた者レベルです。
本質が変わらないので、そんなに急には成長しません。

むしろ、わたしが問いたいところ、
 『貴方”成長”していますか?』
 『貴方のその”成長”は、他人様に誇れるものですか?』
 『貴方の”物語”は、いつ完結するのですか?』
と。
 自分の胸に手を当てて、ご自身がご自慢できるのですか?』
 『それだけの「生き方」されておられるのですか?』
と。

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1−4)「”自称”アニメファン」を嘲笑う物語:

「ジブンの趣味に合わない」のならば構いません。観なければ良いのです。
作画も声優も原作も、この作品においては「非本質」です。
自分の分かること”だけ”取り上げて「非本質」の部分を非難しても、的外れです。
『赫』序盤で「分からない」「くだらない」と云っていても、それは有り得ますが、
もう、[玄5話]ですよ?。いつまで「分からない」「くだらない」云ってます?。

ただただ「分からない」といって放り出して「駄作」のひと言で片付ける、その甘さは本作品に於いては通用しません
なぜなら、「分かろう」としない限りは、恐らくは「分からない」ままでしょうから。
その意図で仕組みを組み上げているのですよ。
「楽しみたければ、相応の努力をしないと楽しめません」

まるで、風俗行って(しかも無料で)「気持ち良くない」といっているようなもの。
まるで、飲み屋に行って「綺麗なお姉ちゃん」じゃないから「話が出来ない」といっているようなもの。
「気持ち良くする」はジブン次第。「話を楽しむ」のもジブン次第。
そこ棚上げするなら、
もっと「(大抵に)誰が見ても」「(そこそこ)面白おかしく」「楽しませてもらえる」
そんな”作品”で 手取り足取り腰取り で「楽しませてもらって」いれば良いのです。

そういう作品では本作は有りませんので。もう明らかに狙ってますよ、ソコらの「裁き」を。
1−3)で述べたようなことにつき、自分のことを棚にあげて
「面白くない」で片付けてる 「”自称”アニメファン」ってものを
その「愚かしさ」を嘲笑い、呪詛する、そういう作品
です。

かつて庵野秀明が、EVA裏26話で
「”自称”アニメファン」に向って、
 『(お前等)気持ち悪い!!』
と断じた程の毒を放って構いませんので。
 補注)『気持ち悪い!!』は他の意味も含むが、事前に「(実写)観客席」「(実写)宮村優子の目」
    を出し、「パソコン通信」の自称アニメファンの「暴言」カキコミが映し出されていることから、
    『(お前等)気持ち悪い!!』の意を含ませていないわけがない。

むしろ、現段階まで を放ってますよ。
(仮令、今「打ち切り」でも充分に堪能できました、って程に。「分かろう」と努力すれば楽しめます。)
2度と「アニメファン」なぞと言わせないくらいに。
扱うブロガーの 「もはや筆を折るのが宜しいのでは?」 というくらいに。
「”自称”アニメファン」の愚かしさを嘲笑い、呪詛する。

それが怖いのでしたら、「関わらない」ってことです。

構造主義的展開はその一例に過ぎません。
オマージュhommage描写もその一例に過ぎません。

 『貴方は”成長”していますか?』
 『貴方のその”成長”は、他人様に誇れるものですか?』
 『貴方の”物語”は、いつ完結するのですか?』
と。
 『自分の胸に手を当てて、ご自身がご自慢できるのですか?』
 『それだけの「生き方」されておられるのですか?』
と。

それよりなにより、
生きながらに死んでる輩」が「死んでも生きてる」その者を、何故に笑えますか?
と。
ネットやメールやブログで「暇つぶし」されてる向きが、
「暇つぶし」という自覚があるならいざ知らず、その自覚も無しに?、と。
「貴方生きてます?」 「生きながらに死んでませんか?」ということ。

これが、この作品に込められた「毒」と捉えてます。
「アニメファン」名乗れますか?。筆折らずに済みますか?と。

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追記1.オススメ【参照先】 からまつそう 様
2.<概要>(簡易版):

  夜のバスで五諒山に向った 春日
  旺里(オーリ)を追って五諒山に向ったはずの 望、その胸の中によぎる思い…。
  「ずっと死について考えている」自分が其処にいる…。
  わたしは何を探しているんだろう、そう呟く 望。

  山中で、眞姫那(マキナ)を襲う「景世の姿」をした屍
  「助けにきたぞ マキナ」と「その者」は云う。

  一方の壬生貞比呂と遠岡アキラ
  「田神景世の屍が現れた」そう連絡を受ける 貞比呂。
  オーリのことを考えたら、「マキナをいっそ死なせてあげた方が」と云うアキラに
  「生きてる奴のことは生きてる奴が考えれば良い」そう突き放す 貞比呂。
  眞姫那(マキナ)とマキナを連行した監査僧らの救出に向う 貞比呂とアキラ。
    −−−−−−−−−−−−−−−−
  その頃、「弦拍」送儀嵩柾(「ゲンパク」ソウギ・タカマサ)と山神異月(ヤマガミ・イツキ)は
  と化した季四部鞆春(キシベ・トモハル)と闘っていた。
  そして、オーリはその場に居た。
  屍トモハルは云う、自分と異月のどこが違うというのか、屍姫、いや”屍王子”に成れなかった自分は「性(さが)」を得た。
  赦せなかった思い・憎しみ、これは性って言うんだろう?、と屍トモハル。
  性(さが)を隠して生きている人間よりも、人間らしい存在と屍トモハルは云う。
  対する嵩柾。
  確かに、人は心の奥底に強い欲求・思いを抱えている。自分でもどうしようもない思い…異月への想いが胸を締め付ける嵩柾。
  だが、人はその「思いを”抱えて”」生きる。性(さが)に”抗い”生きる!
  性(さが)に負けたお前はヒトじゃない!、そう云って屍トモハル撃退を異月に命じる嵩柾。
  異月 舞う!。
  どうだった?そう聞く異月・異形の姿に、ああ綺麗だったよ、そう答える嵩柾。
  マキナちゃんはもう屍 人間じゃない、そう告げられるオーリ…。

  その現場にオーリを迎えに急行する車。
  荒神莉花(アラガミ・リカ)、天瀬早季(アマセ・サキ)、フレッシュ
  マキナが「景世の姿」をした者(屍)に攫われたことが告げられ、五諒山中に向うオーリ。
  混乱する監査僧たちはやがて錯乱に至り、死んで行く…。七星・頭屋(トーヤ)の技の前に。
  あいつじゃない お前の相手は俺だ、そうマキナに告げる”「景世の姿」をした者”。
  マキナに迫る ”「景世の姿」をした者”
  「ボクは景世だ、景世の屍だ」そう”「景世の姿」をした者”がマキナに告げる。
  マキナに、お前は俺を撃てない、と。マキナに、お前に逢いたい、それが未練・妄執だと。
  そして…、
  ”「景世の姿」をした者”:「お前を愛してる」
  その様に、「美しい!強いものが脆く崩れていく…!」そう満悦な七星・重無(エナ)の声。
  ”「景世の姿」をした者”の正体…。

  マキナ救援に急行した 貞比呂とアキラ
  「助けにきたぞ マキナ!」と呼びかける貞比呂。
  そこに、オーリを乗せた車が到着する。莉花と早季。
  貞比呂、莉花と対面する…。今度こそ素性の割れる 貞比呂とアキラ

  ”「景世の姿」をした者”の始末に来た、と 貞比呂。
  そして、オーリに「アイツ(注:景世)は屍になどならない」そう告げる 貞比呂。
  貞比呂はオーリに告げる、
  オーリ、お前はもう帰れ!光言宗のことも、星村マキナのことも、
  (忘れて)今なら(引き返せる、引き返して生きよ!)
とそう告げる。
  横からアキラ、
  あんたはまだ契約僧なんでしょう!
  その声に掛け出すオーリ!。

  「還俗したと聞いていました」そう貞比呂に告げる 莉花。
  「”荒神”のおばはんとこの孫娘か…」そう莉花に告げる 貞比呂。
  権大僧正・紫央の手の者として屍姫とその契約僧を狩る、そう言いがかりを付けられても聞き流し、
  争う 貞比呂と莉花・早季。
  
    −−−−−−−−−−−−−−−−
  森の中。 なぜか 望は森の中で迷っていた。
  そこで見かけるオーリの姿。 助けを呼ぼうとした矢先にオーリの探し求める者、
  それは…マキナ…
。望 声にならない…。

  その頃、マキナ。
  マキナ:「景世じゃない!景世じゃない!景世じゃない!
     …景世じゃない!」

  ”「景世の姿」をした者”:「愛してるよ…マキナ…愛してる」
  遮る声 オーリ。 錫杖で襲うオーリを止めるマキナ…。
  マキナにあれは、アニキの顔をしている七星かも、そう告げるオーリ。
  分かっているわよ、そう答えるマキナ。そして続けるマキナ、
  「それでもわたしには出来ない…」と。

  その頃、泉に血を流し込み、屍の体を入れ替えて再生する 七星・重無。
  重無:「ボクは変われる…美しく変わり続ける」
  貴方まだわたしの契約僧で居られる?、そう問うマキナ。
  (マキナの脳裏に蘇る 景世の最期…)
  (「だからお前は最期には笑ってくれ」)その景世の願いを叶え、景世の未練を消したのはわたし…、だから…、とマキナ。
マキナ:「景世を本当に殺したのは、あたしなのよ!」
オーリ:「それで良いよ」
   :「星村さんはそれだけアニキのこと好きだったんだよ」
  その声に言葉にハッとさせられ、ほっとする、マキナ…。
マキナ:「そうかも…。そう、わたしは景世が好きだった…今でも好き…」
  マキナの本当の気持ちが想いが溢れ出す。
  だからあなたとの契約を認めて、わたしだけ…そんな自分が赦せない…そう語るマキナに、
そういうマキナにオーリは、「忘れることなんかない!」と。
オーリ:「ボクと契約しても、アニキとの縁は残しておけば良い!」
    「誰にも言わない、キミの心をボクが隠す!
  そこに「それは無理だな」そう云い現れる 貞比呂、そしてアキラ。
  「呪い」と化した、溢れる景世の霊気(ルン)、それをどうするのだと。
オーリ:「呪いじゃない! アニキと星村さんの(そしてボクとの)絆だ!」
   :「力だ」「俺とアニキと星村さんの…力」

   :「それがあれば七星にも勝てるかもしれない…」(そしてボクとの)

  そこに現れる 七星・重無”「景世の姿」をした者”。
オーリ:「ボクがやります」
  アニキ(の姿をした者)を刺す、こんな最低の思いはボクだけで…そういうオーリの前に
  ”「景世の姿」をした者”=屍 の群れが取り囲む…その様。

<次回>⇒「幸福という怪物」
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3.[補足](話回用語集)

後掲参考文献に準拠。
必要に応じて ですので既記載分は基本的に 過去稿ご参照。
なお、「引用・参照に当たっての誤り」は承りますが、
内容のクレームは 監修者 宛にお申し出下さい。
 「補注)」表示は参考文献と無関係の説明です。

◆僧階:(毎回再掲):
以下の順
大僧正>権大僧正>僧正>権僧正>少僧正>権少僧正>大僧都(以下略)
ちなみに(以下略)の下には少なくとも8階級がある。
(参考文献:後掲書・68p)

◆五諒山
(読み:ごりょうさん)
 【設定変更】(読み)「ごりょうざん」に。
(参考文献:後掲書・181p、81p「ごりょうさん」)

◇(本来の)七星メンバー:(再掲)
北斗(ほくと)、狭間(ハザマ)、雷輪(イズワ)、重無(エナ)、忌逆(イサカ)、歪質(ヒズチ)、頭屋(トーヤ)。
 (参照先:後掲文献112−113p、182p、179p)
【設定変更?】:雷輪(イズワ)→湖惑(コワク)?
#14稿までで 雷輪(イズワ) 以外は紹介済。
−−−−−−−−−−−−−−−−
【参照元】:
各項末()内に参照頁数:
『屍解教典』 :正式名:
 『 屍姫パーフェクトガイド 屍解教典 』
 スクウェア・エニックス・編・刊
 赤人 義一・監修
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4.補足:
4−1)オマージュ
 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 オマージュの項目 固定URL表示
 http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5&oldid=22535799

 ―本作での例―
・「心臓が動いていない」「見ないで来ないで」(by異月)⇒元ネタ『最終兵器彼女』
・「断崖の上から狙う貞比呂とアキラ」⇒元ネタ『GUNSLINGER GIRL』
と、思われますが?。

4−2)サブタイトルのからくり例の類:

・『赫』11話〜13話でしりとり:
 「ある夜」(→夜→)「 夜明け」(→け→)「契約僧告別式次第」
・『赫』10話「 地に星」
 「し(死)」を加えて⇒「しちに星」→「七星」登場話回
 星村が引き裂かれて「星」→「星村マキナの過去」話回
  補注)「天に星 地に花 人に愛」:
  原典は武者小路実篤、ですが、それは当たり前すぎるので
  『セーラー服と機関銃』→薬師丸ひろ子→アルバム「天に星 地に花 人に愛」 でオマージュかと思いきや…
  「天に星 地に花」を裂いて 「地に星」
   ⇒星村が引き裂かれて「星」→「星村マキナの過去」話回
・玄3話「愛しき異形」:
 先の「人に愛」転じて「愛に人」→(人を「異形」に差し替えで)→「愛しき異形」
・玄4話:季四部鞆春が名乗る話回→勿論、季”四”部で4(死)
  ちなみに、『赫』4話は「屍アイドル・御咲 君」の話回でED歌付

4−3)ダンテ・著・『神曲』:

 Lasciate ogne speranza, voi ch'intrate'
 地獄の門「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 神曲 の項目 固定URL表示
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=23707729

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5.記事リンク(TB送付先)一覧:
 (順不同)(3版)(02/03)

ウサウサ日記 様 
日々“是”精進! 様
Little Colors 様(Tb及び記事リンク 頂)
アニメレビューCrossChannel.jp 様
からまつそう 様
色・彩(いろ・いろ) 様

SERA@らくblog 3.0 様(現片道)


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6.追記経過一覧:
追記1.:02/03:<概要中>言及リンク設定:以上

  *訂正表*

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タイトル (本文) ブログ名/日時
屍姫 玄 第5話 「性と未練」 感想
屍姫 玄 第5話 「性と未練」 ...続きを見る
Little Colors
2009/01/30 02:04
『屍姫 玄』第5話
第5話「性と未練」景世の偽者がマキナの前に現れたと思ったら、お胸様が旺里を尋ねて修行している山に来ますが、来た意味があるのか? ...続きを見る
ウサウサ日記
2009/01/30 02:23
「屍姫玄」第5話
 第5話「性と未練」マキナはある事情により、光言宗の監査官に身柄を拘束されてしまった。そこへ、景世の姿をした屍が現れて監査官らを倒し、マキナを助けにきたと告げるが・・・。生きるとは・・・サガに抗うこと。「助けにきたぞ、マキナ」マキナの前に景世が現れる知... ...続きを見る
日々“是”精進!
2009/01/30 07:46
屍姫 玄 第5話(18話)「性と未練」
交通事故死したトモハルの屍が引き起こす事件に嵩征とイツキの出会いと絆を描く序盤。いくら心の奥に隠そうとしても屍姫を人として見てしまう、愛しているという感情を否定しない嵩征の過去はオーリへの教訓となるのか疑わしいところだ。わずか半年の修行のまねごとのみで実戦経験もなく、契約したマキナからも契約僧とは扱われないオーリに、その言葉を受け止める達観はないだろう。 その割には物わかり良く、リカやサキが同行したからにせよ、マキナの窮地を救いに向かう姿に迷いはない。兄貴と慕う景世から契約を譲られたからだけで... ...続きを見る
アニメレビューCrossChannel....
2009/01/31 20:12
屍姫 玄 第5話「性と未練」(感想)
こちらは感想です(内容)4年前とは違う異月と崇柾。嘗ての親友鞆春は崇柾に、何故自分を屍姫にしてくれなかったのか?異月とどこが違うのか?問う。屍姫はある年代の少女の屍にしか使えない限られた術。そして鞆春は人を殺してしまった。それは裁かれねばならない。屍姫に... ...続きを見る
からまつそう
2009/02/03 22:01
屍姫 玄 #5.
「性と未練」 判ってはいるのですが、「え?」と思うサブタイ。嵩征・異月の結末。 ...続きを見る
色・彩(いろ・いろ)
2009/02/03 22:39

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
コメント、ありがとうございました。
こちらこそ、新年の挨拶をせずに、TBだけ送っていたので申し訳なく・・・。

かなりの情報量なので、参考にさせてもらっていました。


今回は、オーリ、マキナの繋がりに景世の繋がりが良く見えていたと思います。
ただ、縁切りをしないで、このまま状態で戦っていけるのかどうかが心配です。
呪いはかなりの力にはなるようです・・・。

ともあれ、まずは重無戦ですね。
どんなバトルになるのか、期待しています。

では、今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。
BROOK
URL
2009/01/30 14:23
>BROOK 様
コメント有難う御座います。
ご無沙汰は申し訳なく。年賀のご挨拶は当方喪中ということでご了承を(ひとつ)

ええ、良い話回でしたね。
>戦っていけるのかどうかが心配>
現状では戦えません。兎1羽ロクに捕まえられないオーリくんが「それでも何とかしよう」とする姿が見たいです。
でマキナも「わたしには出来ない」では済まない、って事態で、振り切るべきものは振り切ると。
で「命を削って闘う」は仕方のないことです。
その道を「選んだ」のですから。
見守りましょう。

今後とも宜しくお願い致します。
追)男性でも屍姫に成れはしますよ。確率は著しく低い模様ですが、零ではない程度に。。
ペンギン座@ブログ主
URL
2009/01/30 17:32

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