シリウスを目指して翔べ!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『 屍姫 赫/玄 』#17:「異月の貌」(玄4話)

<<   作成日時 : 2009/01/22 17:19   >>

トラックバック 8 / コメント 0

― もうひとつの「3人の物語」「異形」その真の姿 そして『 輪舞曲(ロンド)』は「回旋」す ―



(しかばねひめ くろ 第4話:イツキのカタチ)
<前回>稿コチラ「愛しき異形」
−−−−−−−−−−−−−−−−
第17話(玄4話):【Index(目次)】
 「本稿」見出し。なので追記ごと順次改訂(の予定)
0.導入部
1.<感想>(むしろ「考察」。むしろ全面展開)
1−1)屍姫 赫/玄 「回旋」〜「対比の物語」へ〜:
1−2)もうひとつの「3人の物語」:イツキ―嵩柾―鞆春:
1−3)「異形」その真の姿:『最終兵器彼女』レトリック:
2.<概要>(簡易版):
3.[補足](話回用語集)
4.[補足]:
5.記事リンク(TB送付先)一覧:
6.追記経過一覧:

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第17話(玄4話):「異月の貌」:
 (敬称略)
脚本・會川昇  演出兼作画監督・島崎奈奈子 絵コンテ・佐々木奈奈子

   (これまでのお話)

 [赫1話]:「屍姫」マキナ登場 オーリ マキナと出会う
 [赫2話]:すれちがう ふたり オーリ自分の無力さを知る
 [赫3話]:重なり合わない ふたり 絆は 景世
 [赫4話]:オーリ 遂に景世の裏の顔(マキナの契約僧)を知る
 [赫5話]:「屍姫」イツキ・「契約僧」タカマサ そして「背信僧」登場
 [赫6話]:激闘赤紗戦 身を呈する景世 「世界」の違いすぎるオーリ
△[赫7話]:ヒーローでもなければ正義の味方でもない!宣言(byマキナ)
◎[赫8話]:屍姫vs屍姫 オーリ絶叫虚しく
 [赫9話]:オーリの傷心と時の流れ そして、明かされるオーリの過去
 [赫10話]:北斗・七星と結ぶ赤紗 マキナの敵にして仇。「嵐の前夜」
○[赫11話]:少年よ己が手を血の赤に染め 煉獄の黒き道を行くが良い
◎[赫12話]:景世「誓い」の果て黒き骸 託された「願い」と赤き宿星と
△[赫13話]:赤き罪 黒き罰 少年は自らの道を選び前に進む
    −−−−−−−−−−−−−−−−
○[玄1話]:互いの傷を絆に ふたり 今共に歩む道 光に照らされ開く
◎[玄2話]:人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処
○[玄3話]:ふたりの絆は景世 汝欲するなかれ その在るが儘を容れむ
○[玄4話]:もうひとつの「3人の物語」 そして屍姫その裏の顔「異形」


⇒<次回>:「性と未練」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1.<感想>(むしろ「考察」。むしろ全面展開)
― もうひとつの「3人の物語」「異形」その真の姿 そして『 赫/玄・輪舞曲(ロンド)』は「回旋」す ―

1−1)屍姫 赫/玄 「回旋」〜「対比の物語」へ

遂に切られた(切られていた)4枚目のカード
(前から気付いていたのですが)今話回で 確定 で良いかと思われます。

 ◆屍姫 赫/玄 パラレル
赫1話:出会い    玄1話:再会
赫2話:目撃(遭遇) 玄2話:遭遇(目撃)
赫3話:絆は景世   玄3話:絆は景世 
赫4話:裏の顔契約僧 玄4話:屍姫裏の顔
 …          …        

各1話:オーリとマキナの 出会い/再会 を描く。
各2話:マキナの戦闘を眼前にしながら 何も出来ない「オーリの無力さ」を描く。
    屍と化した大麟館の仔を引き渡すオーリ/「七星」相手のマキナ苦戦に何も出来ないオーリ
各3話:マキナ―景世―オーリ という関係性を描き、
    景世 を 絆 としてしか 重なり合わないふたり、を描く。 
各4話:オーリは自分の知らない”真実”を知らされる
    景世・裏の顔「契約僧」/屍姫・裏の顔「異形」

(予想)
各5話:己の敵は何処に在り哉…その身のうちに在り
    敵は「光言宗」の敵「背信僧」鹿堂赤紗/
    敵は「景世の”幻影”」(七星・重無)
    ⇒『本当に 「光言宗」は味方なのですか?』

まあ…#15稿で早々と出してしまってますが…わたくし…
 ― 人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処に在り哉 ―

構造主義的展開(今ドキは「対比の物語」)に持ち込む、
その為の『赫』序盤。


単なる(アニメ版)『屍姫』「世界観」入門編ではありません。
それだけで終らせるのであれば、『赫』序盤というのは「無くとも良いもの」なのです。
実際、 『赫』序盤単品ならば有料視聴の価値はない と思われ、
物語的に意義を持たせるとすれば この ”連結”による「回旋」に狙い がある、
そうわたしは捉えています。
分かりにくければ「物語はリンクする」で仮に押さえて置いて頂ければOK。
その展開を採用して頂いたSTAFF様に感謝致す次第

黒き煉獄の道を、その実いつか見た「己が手を血の赤に染め」し道を擬(なぞら)える様に、歩むのです。

ちなみに、「対比の物語」、最近の例は『コードギアス』(無印)・R2で用いられた手法です。
シーンとしての「回旋」描写 は多々あります。
 例)赫1話「マキナを抱擁するオーリ」シーンを 玄1話挿入
   話回数一致しなくて良いならば、”連結”による「回旋」は、
 例)赫4話のオーリ「君マネージャーにタックル」と 玄2話オーリ「赤紗にタックル」
   赫9話のオーリ「春日望の胸を揉む」と 玄1話オーリ「フレッシュの胸を揉む」
   赫5話赫6話の(操られる)「屍の自動車」と 玄3話、玄4話「屍に操られる自動車」etc.
    −−−−−−−−−−−−−−−−
純粋にパラレルにする必要もなく、「回旋」させていくことに意味があり
『赫』物語と『玄』物語とを 重なり合わせれば良い のです。
それは「技法」に意味があるのではなく、主題表現に意味があるはずなので。
 (そこで却って手法に絡め取られる”愚”は避けるため)

そして巡る因果は風車…。
贖罪のき煉獄の道、それはいつか来た道…贖おうとして更にまたき業を重ね重ねる、その様を
『生きる!』を 描ければ、良しで。


ちなみに、記号論的構造主義に基づく表現手法は『ギアス』で目新しいものでもなく、
 (アニメとしては珍しくとも。また、「あそこまで徹底」も珍しくとも)
例えば、
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』・村上 春樹・著
で 展開される「世界の終り」編と「ハードボイルド・ワンダーランド」編とのパラレル展開は
EVAでの 裏25話「Air」、裏26話「まごころを、君に」と
      表25話「終わる世界」、表26話「世界の中心でアイを叫んだけもの」
で InnerWorid/OuterWorld 展開されており、

時間軸を並列 にするパラレル展開に比し、 時間軸を直列 にする「回旋」展開は、
『ノルウェイの森』・村上 春樹・著
にて提示されています。
ただ Originarity を云々することにさしたる価値は無く、
その手法を使って「何を表現したいのか=イイタイコト」の方がよほど重要にして”核”なのです。

この作品に於いて、「原作をアニメ化する」なぞという意識で取り組んでいるはずも無く、
 (あ〜ちゃんと 目は通してますよ、そのうえで「素材」に過ぎないと云う意味で)
原作はネタ元程度に5%程度に、使えるところは使って結果3割程度反映で充分です。
そんなことよりも、プロの職人の意地に掛けてでも、この「素材」をものにする、ってことの方が遥かに重要。
『赫』開始(厳密には『赫』プロモ視聴)以降プロットを考えたうえで考察を続けて、現段階でも『玄』Enddingは9通り(勿論、私見です)、
切るべきカードもあと「2枚使い」程度ならば余裕でまだまだあります。
考察する側の意識として、「表現されるもの=考察の対象」を越える 高みに置かなければ、
オチオチ考察も出来ませんので、そこは自らに課すところ(勿論、私見)。


「素材」(=テーマ≠原作)は超一級、のこの作品を作品として仕上げていって欲しいものです。
期待しています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1−2)もうひとつの「3人の物語」:イツキ―嵩柾―鞆春:
嵩柾・異月(過去)エピソード:
 
屍姫その裏の(むしろ真の)顔「異形」。
かつての嵩柾が、それを受け容れられなかったがゆえに起ってしまった惨劇、残る傷跡(痣)…。
このエピソードは、わたしはここにハメ込むのが妥当(むしろ此処しかないタイミング)と考えています。
確かに、アニメ的には(むしろ「観る」表物語としては)
アニメレビューCrossChannel.jp様記事1515ご指摘の通り 
今さら感は否めなく、[赫5話]乃至[赫6話]なり他に事前に組み込むべきとわたしも思いますが、
だがしかし、
ブンガク的には(むしろ「読む」裏物語としては)
此処しかないタイミングで描写された、と捉えます。
そこは、個々の観方考え方の問題ですので、
「観る」表物語としてのみ捉える場合、「遅すぎる」という結論に至るのは必至で、
批判の意図はありません
 補注)ここでは、ブンガク:人間の物語 として用いています。

現実に、オーリが屍姫を「異形の者」として受け容れられない限り、
オーリ目線のお話としては、此処で嵩柾「痛恨の過去」に触れる必要があり、
そのうえで、わたしが申しあげたいことは、
時間軸を並列 にするパラレル展開に比し、 時間軸を直列 にする「回旋」展開
の1要素(というより類似例の1つ)として

もうひとつの「3人の物語」イツキ―嵩柾―鞆春 を挿入することで
オーリの嵩柾の過去を”擬似的”に体験として 今現在オーリがそこに向き合うこと、を描きたいのです。
勿論、ソコから先の部分、つまり、
Little Colors 様記事476号ご提供コメント にて
申し述べたところと重複致しますが、
「嵩征と異月の過去エピソード」についても、
その出来事(の意味)に対する受けとめ方って 嵩征には嵩征なりの オーリにはオーリなりの ソレがあって良いと思うし。
そこで 嵩征らしさ と オーリらしさ が表現されてくれればなあ、という意味で期待しています。
「ヒトはそんなに簡単に変われない」「ヒトはそんなに簡単に成長しない」という趣旨で。
話回数掛けて「内心の葛藤部分」を描く、と。

これはオーリにもマキナにも該てはまるお話、です。
オーリらしくマキナらしく、「受けとめ」てそのうえで乗り越えるべきところは乗り越えていって欲しいところ。
(で、マキナが乗り越え…というより昇華しなければならない「内なる敵」=景世への想いへの執着、に対する”機会”が次話回展開、という運び)

別展開すれば 今作品に於いてもうひとつの物語の主軸たり得た 嵩柾・イツキ・ペアを此処で出し、
もうひとつの「3人の物語」:イツキ―嵩柾―鞆春 を展開してみせる、
この ブンガク的に美しい構図!

ちなみに
「3人の物語」構図は、
マキナ ――― 景世 ――― オーリ
イツキ ――― 嵩柾 ――― 鞆春
  補注)季四部鞆春・キシベトモハル

此処に云う「3人の物語」構図というのは、
「三角関係」なぞという恋愛関係としての男女関係というよりも
#16稿にて触れているように、
「世界の成り立ち」(若しくは「自我の成り立ち」)
『彼彼女にとっての「世界」は「そのようなもの」だった。』という意味での
関係性 です。
その3人が要ることによって成り立っている「その者にとっての世界」、と云う意味で。
「3人の物語」構図が壊れることで、各々別の生き方をしなければならなくなったり、
うずくまってすくんでいたり、の「世界」の「在り様」が変わってしまう、と云う意味でのそれ。
更には、玄3話(#16)で
「七星」狭間 ――― 北斗様 ――― 「背信僧」赤紗
が提示され、
同房三人衆「物語」の
赤紗 ――― 景世 ――― 貞比呂
更に加うる(同房三人衆に至っては男3人…)。

時間軸を直列 にする「回旋」展開 という点で、
先に上げた 『ノルウェイの森』・村上 春樹・著 に於いては
 ボク−キズキ−直子
 ボク−−−−−直子
 ボク−(「突撃隊」)−直子
 ボク−−−−−直子
 ボク−−−−−ミドリ
 ボク− ハツミさん−永沢さん
 ボク−−−−−永沢さん
 ボク−レイコさん−直子
 ボク−−−−−直子
 ボク−−−−−レイコさん
 ボク―――――ミドリ (多分)

「3人の物語」構図を「世界の成り立ち」として 「回旋」展開しています。

この記述を何のためにしているかと云えば、#16稿既述の
 マキナ ――― 景世 ――― オーリ
 マキナ ――― 景世
         景世 ――― オーリ
 マキナ −−−−−−−−−− オーリ
この「関係性」のため。
しかも、
「3人の物語」構図に限らずに「回旋」展開するならば、の前提で。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1−3)「異形」その真の姿:『最終兵器彼女』レトリック:

(アニメ版)『最終兵器彼女』については【公式】サイト参照
ちなみに、ATーXで復刻放送していますのでブログ書いてます、ジブン
  補注)
  レトリック(rhetoric)
   訳)修辞法。ここでは筆法の意で。

「異形」?:
といわれても、わたし自身もピンと来ないのです。
ソウロニールの別荘 様247記事 提供コメントの通りに、
魂自体は”生きている「仮の命」”と云う部分を肯定してしまうと、
生者か死者か、という意味での「異形」というお話は、
障害(baggage,barrier,)ではなく 矩(のり)or倫(みち)(regulation,discipline,)だろうと思う次第で。

本話回作中にて
梅原が 嵩柾 にそれを弁えぬ「契約僧は命を落とすことになる」という部分ににじみ出る
ことを ぶっちゃけ 『最終兵器彼女』レトリック を使って全面展開しちゃって構わないかと思うのですよ!。

 『屍姫=兵器』『契約僧=屍姫を用いて闘う軍人』

という部分を。
(但し、「兵器」であると同時に”人間”でもある<『最終兵器彼女』

「兵器」であるが故に、殺傷の”道具”であり、更に云えば”消耗品”です。
「兵器」に感情移入(恋愛感情を持つ)していては、それを用いる軍人の死に至ります。
でも、そこをさらに詰めると 軍人の側も”消耗品”ですけれど。
そこは、死なせるには惜しい、若しくは死なせるわけにはいかない、層っていうところが出てきてしまいますけれども。
偉家十聖出身なり、武闘派名家「送儀」家出身の契約僧 は死なせるわけにはいかないのじゃないでしょうか、と。
要は、軍人である以上能力・素養において、自らも”道具”としての価値選別の過程は経て、その”値打ち”は決められてしまいます、と云うこと。

「呪い憑き」屍姫
「穢れ」ているから浄房入りさせている…ではなしに、
「兵器」として制御不能だから
でしょう、と。
欺瞞を払って説明すれば。
    −−−−−−−−−−−−−−−−
本題に戻って、
勿論、恋愛感情を持つならば持つで、
 究極選択:『生死を共に or どちらかだけでも生き残す』
その覚悟で。

勿論『屍姫』が「兵器」であると同時に「仮の命としての”人間”」であることから、
「仮の命としての”人間”」の方を選択して(又は若しくはそれに加えて)
自分が軍人(契約僧)であることorその屍姫との関係で「兵器」として使用しないことも、
机上の空論の「選択」のうえでは可能なのですが、
その場合、まさに
『屍姫』の存在理由と抵触します。
すなわち、
形式的意義では 「兵器」
実質的意義では 肉体の死をも上回る意思の力=未練を成就するために「屍殺しの番犬」となっていること。

この辺の 『屍姫』の存在理由(実質的意義)について、
『畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑をこめ』られた「屍姫」なるもの
として表現さるべきもの、という点については、「わたしなり」のものは
既に赫5話(#5稿)〜赫8話(#8稿)にて、以下のネタ引用より掲載済で
 ↓(以下、順次上記話回稿順)

太宰 治・著・『パンドラの匣』
「この道は、どこへつづいているのか。それは、伸びて行く植物の蔓(つる)に聞いたほうがよい。」
中原中也・著・『山羊の歌』・憔悴
『 その心が間違つてゐるかゐないか知らないが/とにかくさういふ心が残つてをり//それは時々私をいらだて/とんだ希望を起させる 』
坂口安吾・著・「堕落論」
『人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。』
芥川龍之介・著・『羅生門』
「では、己が引剥(ひはぎ)をしようと恨むまいな。己もさうしなければ、饑死をする體なのだ。」

という辺りをご参照。
    −−−−−−−−−−−−−−−−
要は
「恋愛感情を持つ」ならば、『生死を共に』の覚悟で
 (勿論現実の「差し迫った状況」で『どちらかだけでも生き残す』を選択しなおしても可)、
あるいは、『屍姫』=「兵器」 と割り切って自らは軍人として用いるために感情を排する、
その覚悟も「感情を排する」もいずれも出来ないようならば、
「関わる」こと自体が、本人にとって危険であるのみならず、はた迷惑
です。
軍人(契約僧)として任せられません、むしろ機能しません。

だからどうする?オーリってお話については、
『「呪い」の力で オーリの命を削って闘うマキナ』
という状態でも充分


惚れたのなら、命をくれてやればよいではないか、と。
「異形」の見た目も人格変化も「ありのまま」を受け容れて
マキナが本懐遂げるまで、まあなんとか生き延びれば良し。
志半ばで自分が命を落とすなら、それも已む無し。
マキナの手に掛かって、
なのだが…そうすると今度はマキナの側が、
景世 が折角助けた命オーリっていう点で、
『どちらかだけでも生き残す』って選択を迫られるのか?…な『最終兵器彼女』ちっくなお話に…。

そういえば、 日常/非日常 って使ってましたね、梅原と嵩柾。
もう、『最終兵器彼女』レトリックで宜しいのでは?、というお話。
欺瞞のうえに欺瞞を重ねると、訳分からなくなるので。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  追記2.:01/27付:<概要>オススメ  からまつそう 様 ご参照:

2.<概要>(簡易版):

  旺里(オーリ)を車に乗せて走る「弦拍」送儀嵩柾(「ゲンパク」ソウギ・タカマサ)。
  白江の報告を受け、屍退治の現場に向う嵩柾は
  屍姫が「異形」であること、自分は屍姫が異形であることを受け容れたと、オーリに諭す。
  屍の正体が、彼の親友だった季四部鞆春(キシベ・トモハル)であることを察しつつ。
  後部座席で浮かぬ顔、山神異月(ヤマガミ・イツキ)。
  嵩柾とイツキとトモハルと…高校時代の友人だったその過去の、その過去ゆえに招いた惨劇…。

  その頃、「七星」重無(エナ)は、眞姫那(マキナ)撃退の準備に掛かっていた。
  そのマキナは…拘束を解かれて荒神莉花(アラガミ・リカ)と天瀬早季(アマセ・サキ)を前に、
  「景世が悲しむからおとなしくしている」といってる傍から、本山よりの使者・本多
  権大僧正(紫央)の命令に基づいて大僧正・神生直筆の御札持参の本山よりの使者・監査僧たちが、マキナを連行する。

  嵩柾とイツキ、その過去。
  勘違いで嵩柾と契約に至るも、イツキに新しい契約僧を探している時間なぞ残されておらず、
  何も知らないまま戦いの場に狩り出された嵩柾。
  屍相手に震えるイツキは倒せたと思った隙を衝かれて、嵩柾は援護、そうしてふたりの闘いは始まった。
  
  「108人屍を殺せば”天国”に行ける」その戒律に従って始めた屍退治…
  がふたりに芽生える淡い想い…。
  嵩柾の高校生にイツキが転校生としてやって来た。
  嵩柾とイツキとトモハルと…その高校時代の日々。
  「君に死なれたら嫌だ」、そういう嵩柾に「わたしは既に死んでいるのよ」そう答えてたイツキは
  いつしか「今は少しでも永くこの世に居たいと思ってる、変かな?」そう思うようになっていた。

  師匠である梅原(鉦近。ウメハラ・カネチカ)に忠告を受ける。
  屍姫は「異形」の者、それを理解出来ない契約僧は必ず死ぬ、と梅原。
  横に 梅原の屍姫(その1)沢宮冬麻(サワミヤ・トウマ)の姿。
  そして、いわくつきの者として挙げられる鹿堂赤紗(シシドウ・アカシャ)の名…。

  淡い想いを抱える嵩柾とイツキ。まだ告白(コク)ってねえのかよ、とトモハル。
  「あの目には お前しか映ってねえよ」そういうトモハルは、
  ある日、田舎に墓参りに行った際に交通事故に巻き込まれて亡くなった。
  「死んだ奴のことなんか知ったこっちゃない」思えば、それが嵩柾とイツキが聞いた生前のトモハルの最期の言葉となった…。

  屍発生現場に白江「守護」嵩柾を出迎えて状況報告を。
  自動車を暴走させる屍は、やはりトモハルの屍。
  4年前に屍と化して、手当たり次第楽しむように殺していた「屍・トモハル」との再会。
  今度は光言宗の事情に詳しくなっており、嵩柾とイツキが契約僧とその屍姫と知っていた。
「屍・トモハル」:「お前に俺が殺せるのか?あの傷はどうした?
          今度は失敗しないようにな」
  そう云い嘲笑う「屍・トモハル」…。
  4年前、嵩柾とイツキが「屍・トモハル」に遭遇しており、
  そのときはイツキの「命じて!。殺せ屍をと」の求めに応じることが出来ず、
  「言えない…君にそんなことさせられない」そう答える嵩柾…。
  が、それゆえに嵩柾は深手を負い、
  見ないで来ないで、そう告げる瀕死のイツキ…は「異形の者」そのものと化す。
  そのイツキの姿を見せつけられる嵩柾…。
  それから4年、今なら云えると、嵩柾。
  「イツキ! トモハルを殺せ」そう命じる嵩柾。
  そして、その様を始終を見ていたオーリ…。

  その頃、マキナを連行する監査僧達の車の前に現れたのは、
  亡くなったはずの「景世の姿をした者」だった…。

  ⇒<次回>「性と未練」
  (ナレ:…逃れられないならいっそどちらか選べば良い…)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.[補足](話回用語集)

後掲参考文献に準拠。
必要に応じて ですので既記載分は基本的に 過去稿ご参照。
なお、「引用・参照に当たっての誤り」は承りますが、
内容のクレームは 監修者 宛にお申し出下さい。
 「補注)」表示は参考文献と無関係の説明です。

◆僧階:(毎回再掲):
以下の順
大僧正>権大僧正>僧正>権僧正>少僧正>権少僧正>大僧都(以下略)
ちなみに(以下略)の下には少なくとも8階級がある。
(参考文献:後掲書・68p)

◆トモハル(季四部鞆春・キシベトモハル):(再掲)
送儀嵩柾の親友・同級生にして、辰桜(しんおう)高校で嵩柾・山神異月(←転校生)と3人が友人関係(当時)。
「プリンスQ」と呼ばれたイケメン。その後事故死。
(参考文献:後掲書・58−59p、109p、181p)

◇(本来の)七星メンバー:(再掲)
北斗(ほくと)、狭間(ハザマ)、雷輪(イズワ)、重無(エナ)、忌逆(イサカ)、歪質(ヒズチ)、頭屋(トーヤ)。
 (参照先:後掲文献112−113p、182p、179p)
【設定変更?】:雷輪(イズワ)→湖惑(コワク)?
#14稿までで 雷輪(イズワ) 以外は紹介済。
−−−−−−−−−−−−−−−−
【参照元】:
各項末()内に参照頁数:
『屍解教典』 :正式名:
 『 屍姫パーフェクトガイド 屍解教典 』
 スクウェア・エニックス・編・刊
 赤人 義一・監修
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.[補足]:

1)ロンド:「輪舞曲」若しくは「回旋曲」の意。
同じ旋律が、異なる旋律を挟みながら何度も繰り返される楽曲の形式。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロンド形式の項目 固定URL表示
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=22850801



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.記事リンク(TB送付先)一覧:
(順不同)(5版)(01/27)
  
本文中に<言及リンク>:#16(玄#3)稿につき
アニメレビューCrossChannel.jp様記事1515
ソウロニールの別荘 様247記事
Little Colors 様記事476号

  追記2.:01/27付:本文中加入
からまつそう 様<概要>該当記事
   −−−−−−−−−−−−−−−−
#17(玄#4)分:

日々“是”精進! 様
ウサウサ日記 様

Little Colors 様(Tb頂・コメント提供
つれづれ 様

色・彩(いろ・いろ) 様
からまつそう 様

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
6.追記経過一覧:
・[初稿]に於いて予め【訂正表】設置。誤記訂正の必要に応じ順次。
追記1.:01/22晩刻付:後掲訂正表に掲げる箇所訂正:
追記2.:01/27晩刻付:本文中<言及リンク>追加:

  *訂正表*
・(加入)<概要>中「・本多」「・監査僧たち」 下線附す。
・(加入)<概要>中「の命令に基づいて大僧正・神生」 下線附す。
    追記1.分
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(8件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『屍姫 玄』第4話
第4話「異月の貎」嵩征と異月の過去に関係する屍が現れた。屍姫が異形だと受け入れた出来事。 ...続きを見る
ウサウサ日記
2009/01/22 18:32
「屍姫玄」第4話
 第4話「異月の貌」嵩柾と異月に因縁のある屍が出現。嵩柾は異月を異形として受け入れた証拠を見せると言い、オーリを連れて屍討伐に向かう。その道すがら、彼は異月の契約僧になった当時のことを語り始める・・・。「君に死なれたら嫌だ・・・そう思った。」嵩柾はオー... ...続きを見る
日々“是”精進!
2009/01/22 22:40
屍姫 玄 第4話 「異月の貌」 感想
屍姫 玄 第4話 「異月の貌」 ...続きを見る
Little Colors
2009/01/22 23:55
屍姫 玄 第4話「異月の貌」
人に見えても屍姫は異形。 オーリは何度もそう言われてますね。 かつての嵩征も異月を普通の女の子みたいに見ていた。 しかし異月の異形を&... ...続きを見る
SERA@らくblog 3.0
2009/01/22 23:57
屍姫 玄 第4話「異月の貌」
 まるまる嵩征とイツキのお話でしたね。もっとあっさりした扱いで終わるのかと思ってので意外でした。 ...続きを見る
つれづれ
2009/01/23 23:18
屍姫 玄 第4話(17話)「異月の貌」
オーリの知らない屍姫の未練と性を、異形のマキナを通して描いてくるのかと思わせたが、マキナは再び房へ送られ、その車の行く手を塞ぐ景世の姿で締めた。 今回のメインは、契約僧と屍姫の関係を、嵩征とイツキの回想を中心にオーリに話聞かせることに終始。 屍、屍姫とは、人間の業とは何かを多角的に描く努力は認めるが、景世とマキナ編はシリーズのベースとして必要だとしても、既に伊佐木とミナイエピソードをやり、この調子で貞比呂とアキラ、梅原とフレッシュなどの関係を全て並列で描いたとすると尺が足りないではないか。 ... ...続きを見る
アニメレビューCrossChannel....
2009/01/25 09:37
屍姫 玄 第4話(第17話)「異月の貌」(感想)
こちらは感想です(内容)今回は異月と崇柾の初仕事、普通の高校生同士としての二人、そして崇柾が異月を屍姫として認識・受け入れるまでが語られました。屍や屍姫について何も知らされないまま異月と契約してしまった崇柾。気の毒とした言いようがありません。異月が巻き... ...続きを見る
からまつそう
2009/01/27 19:10
屍姫 玄 #4.
「異月の貌」 マキナは再び浄房へ。権僧正自らの手による呪符を貼られたので、流石に ...続きを見る
色・彩(いろ・いろ)
2009/01/29 19:50

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

【サイト内検索】


【AboutSite】

Author:ペンギン座
翔べない鳥ペンギンが それでも「天空」に向かって羽ばたき 走れなければ歩き 歩けなければ這う うずくまっても前のめり。 そんな
『 ペンギン座の闘争記 』

【Tb等運営方針】

【Social-BookMark】


【RSS等】

RSS Validator (feedAnalyzer)

現在の閲覧者数:


【MainCategory】


【参加ブログ団体】

  (トラックバックセンター)
にほんブログ村 アニメブログ SF・ファンタジーアニメへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アニメブログ 名作・なつかしアニメへ
にほんブログ村 トラコミュ 懐かしアニメへ
懐かしアニメ

にほんブログ村 トラコミュ 政経批評-主に日本の政治についてへ
政経批評-主に日本の政治について

My殿堂入り作品


【参照向け-アニメ】

  • WEBアニメスタイル:

  • 神山健治監督20選・該当頁ご参照
  • TELECOM-ANIMATION-FILM:

  • アニメーション制作の流れ

  • テレビドラマデータベース


  • 【参照向け-時事】


    【趣味のブログパーツ】

    占いモンキー

    水族館
    Aqua Museum

    【SEO系】


    この日記のはてなブックマーク数
    track link シリウスを目指して翔べ!

    『 屍姫 赫/玄 』#17:「異月の貌」(玄4話) シリウスを目指して翔べ!/BIGLOBEウェブリブログ
    文字サイズ:       閉じる