シリウスを目指して翔べ!

アクセスカウンタ

zoom RSS 『 屍姫 赫/玄 』#15:「我が敵」(玄・第2話)

<<   作成日時 : 2009/01/09 20:20   >>

トラックバック 14 / コメント 1

― 人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処に在り哉 ―


(しかばねひめ くろ 第2話:「我が敵」)
<前回>稿コチラ「光の道筋」

すっかりup遅くなりました。申し訳なく。
今話回には堪能させていただきました。有難う御座います。
兎に角、書くこと多すぎボリュームタップリ、な話回。 間に合いませんて。
今回は良かった!本当に良かった!。いよいよ本格的に「化け」るのか?。
今でも充分面白いんですけどね、待ってました感。 で…次は「温泉話回」!?

  −−−−−−−−−−−−−−−−
第15話:「我が敵」(玄2話)
 【Index(目次)】
 「本稿」見出し。なので追記ごと順次改訂(の予定)
0.導入部
1.<感想>
1−1)マキナ 心に振り下ろされる「死神の鎌」:
1−2)もうひとつの「人のカタチ」:
2.<概要>
3.[補足](話回用語集)
4.[補足]:
5.記事リンク(TB送付先)一覧:
6.追記経過一覧:

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第15話(玄・第2話):「我が敵」:

 (これまでのお話)
 [赫1話]:「屍姫」マキナ登場 オーリ マキナと出会う
 [赫2話]:すれちがう ふたり オーリ自分の無力さを知る
 [赫3話]:重なり合わない ふたり 絆は 景世
 [赫4話]:オーリ 遂に景世の裏の顔(マキナの契約僧)を知る
 [赫5話]:「屍姫」イツキ・「契約僧」タカマサ そして「背信僧」登場
 [赫6話]:激闘赤紗戦 身を呈する景世 「世界」の違いすぎるオーリ
△[赫7話]:ヒーローでもなければ正義の味方でもない!宣言(byマキナ)
◎[赫8話]:屍姫vs屍姫 オーリ絶叫虚しく
 [赫9話]:オーリの傷心と時の流れ そして、明かされるオーリの過去
 [赫10話]:北斗・七星と結ぶ赤紗 マキナの敵にして仇。「嵐の前夜」
○[赫11話]:少年よ己が手を血の赤に染め 煉獄の黒き道を行くが良い
◎[赫12話]:景世「誓い」の果て黒き骸 託された「願い」と赤き宿星と
△[赫13話]:赤き罪 黒き罰 少年は自らの道を選び前に進む
○[玄1話]:互いの傷を絆に ふたり 今共に歩む道 光に照らされ開く

⇒<次回>:「愛しき異形」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第15話(玄・第2話):「我が敵」:
― 人間の敵は人間 己の敵は己 然らば「我が敵」何処に在り哉 ―

1.<感想>

「見出し」につかったこのテーマ、ようやく来たって感じです。
#13稿で書いたことと重複もするところなのですが、先に
『マキナ 良心の呵責を知る』の方を。

1−1)マキナ 心に振り下ろされる「死神の鎌」:
「己の敵は己」編:

<概要>中に <注釈>として組み込んでますけれども、こうだと捉えています(わたしは、ですが)。
マキナ:「違う!そうじゃない!…みんなみんな わたしが…あ…」シーンを
  (― 天の裁き ―)(こころの審判) として。
  ↓このように

  蘇る景世の記憶の中に、己の姿を見つめた…己の姿を認めた…
  そのとき マキナの心に「死神の鎌」が振り下ろされ、斬り刻む!
  マキナ:「違う!そうじゃない!…みんなみんな わたしが…あ…」
  (― 天の裁き ―)(こころの審判)
  そうだよマキナ 景世を死に追いやったのはお前だよ!
  他ならぬお前が 景世を死に追いやったのだ!
  「復讐」という妄執に執着したお前自身が!

  そして、景世はそのことには一度たりとも文句も言わず、反論もせず、
  「ありのままのマキナ」を受け容れ
て、
  闘って闘って闘って…最期まで闘って…そして「笑って」逝ったのだ!。
  マキナ 今思い知る 景世 の あまりにも大きくあまりにも深い愛 を!。
  景世 そのひとの背負ったものの大きさを。
  そして、死してなお、「仮の命」として蘇ってなお、己の業に業を重ねる その様を…!。』


ちなみに、
さらっと書いてるように見えて、ココを文章で起こすのは相当に骨が折れました、です。

別段、マキナを責めてる意図ではなしに『ジブンと向き合うということ』とはそういうこと。
もっとはっきり云ってしまえば、
 『 景世を殺したのは、他ならぬ わたし(=マキナ)だ! 』
と云うこと。そこは良心の呵責ということ。己の「業」ということ。
そのあと、
マキナ:「景世を殺したのはお前かあっ!!」
という台詞があるので、そこまではジブンを責めきれてはいない様ですので、
「死に追いやったのはお前だよ!」に留めていますが。
ここの箇所での ジブンと向き合うジブン っていう部分
わたしがマキナを責めるのではなしに、マキナがマキナをジブンで責めないと
(かつ、そののち赦さないと
この箇所がないと何処へも行きつけません、ので
よくぞ描いてくれた!と云う感じです。
そして、今更ながらに思い知るのです、
景世という人の大きさを、景世の大きな大きな『愛』を。

それ故に、だからこそ
屍姫という「仮の命」を生き永らえさせてもらった、ということに真摯に向かい合って欲しかったのです。
マキナ:「わたしはもともと死んでいるのよっ!」
ではなしに
「仮の命」であっても”生きている” だからこそ、
そこの 景世の思いも汲んで「生きて」欲しいのです。


苦しいですよ勿論、「抱え込んで生きる」ということは。
それが、思い出 のみならず 「良心の呵責」だとすればなおさらのこと。

マキナにもオーリにも当てはまることなのですが)
言い換えるのならば、
この世は、煉獄で 「煉獄の道を行く」ということ自体が「生きる!」ということだ、と
云っても良いです。
勿論、順風満帆な「人生」というのもあり得るのですが、
所詮ツキという点では、「人生のバランスシ−ト」はプラスマイナス零 と思っていますので、
「煉獄の道を行く」なら行くで、その苦しみを心の糧として、苛烈に「生きて!」く方が、
実のところ、「苦し楽しい」んじゃないかと、それはわたしの死生観ですけれどもね…。

ましてや、どんなにか 景世がマキナを愛していたのか、
それを知ることで、そういう人がいてくれた(今も心の中に居てくれる)、それで充分「幸せ」で、
だからこそ、その思いと想いを背負って「生きよ!」マキナ! なのです。

勿論、
マキナ:「わたしは屍姫だ!!」
にみるように
屍姫=兵器が一側面として切り離せない、だからこそ、生きる=闘う の構図になるのですが、
そこで、屍姫
形式的な意義「兵器」=戦闘(殺傷)のための武器、
にとどまらず、
実質的な意義:
「仮の命」ながら「ヒトのもうひとつの姿」(後掲)故に、
心豊かに、ジブンが満足できるまで、
景世の「生きた意味」を背負って、苛烈に「煉獄の道を行く」、
そこを望んでます。
オーリに対しても、その思いは同様に。

『人の生きた証は人の心に宿る』(By冬月FromEVA)。

1−2)もうひとつの「人のカタチ」:
「人間の敵は人間」編:

ここが、
#13稿で書いたことと重複なのです
遂に語られる 「性=さが」の思想
「性=さが」=そのひとの本性 ―その人そのもの―
 という描写。満足しています。
頭屋:「それは即ちわたし達こそが本当の人間!」
良いです、待ったましたって感じに。

未練というも執着というも、それは「欲」を根源としているもの。
どの「欲」はジブンにとって重要で、どの「欲」は重要でないといえても
 (そこでの選別自体が、そのひとのひととなり、となっていく)
生身の人間である以上、「欲」を全て切り離すことはできません。
むしろ、「肉体の死」を上回るほどの「強い未練」=欲 を抱え込んだ屍姫なり
「性=さが」として思想にまで高めた者に
「人間の姿」「人間の物語」を、わたしは診るのです。
所詮 欲を捨てられない「人間」が、欲望を全肯定すれば、その先は「性=さが」に至ります。
欲にまみれたジブンをジブンとして肯定する、ならば そこにあるのは「七星」の側も「人のカタチ」なのです!。

この辺は、村上龍・著『テニスボーイの憂鬱』『愛と幻想のファシズム』
を読まれると感じ入るところがあろうかと。

#13稿:該当箇所・再掲:
  釈尊のおおもとにある原理は、「人は人である限り”欲”からは逃れられない」と捉えているわたしにとって、
  肉体の死をも上回る「生きる意思」=強い未練、それこそが”欲”の最たるもので、
  欲に囚われし者の姿として、そこに「人間の姿」を診るのです。
  補足すれば、原因ー結果の因果の流れに「心の働き」という「縁」(因縁)が働き、そこから”欲”を切り離すことが出来ない故に、
  「人の生きる苦しみ」は尽きることなく
、その身を「四苦八苦」させる…。
  現実の『仏教』の様が如何なるものであれ、それは別段気に掛けることも無く、
  原理原則は動かざるものとして、「人間の探究」をこの物語を通じてしてみたい、と。
  そう思って観又書き始めた、そこは今もって変わらないし、むしろココからが本番、と。

勿論、例えば「ふたりのムラカミ」に 
春樹派龍派があるように、そこはスタイル「生きる姿勢」の問題かと。
わたし自身は、春樹派の「行為規範」をキッチリしていく側なのですが、
逆に、龍派(村上龍・作品スタイル)の 『欲を全肯定』出来たらどんなに楽なのだろう、と憧れさえ抱くときもありますので。
但し、「ジブンはジブン」
『わたしはわたし、貴方じゃないわ』(By綾波レイFromEVA)なので、
わたしはわたしのスタイルで生きて行くまでのこと。

だからこそ、今話回
「七星」の「性=さが」の部分を、原作よりも遥かに明確に打ち出してくれた点に感謝しています。
「性(さが)」とは そのひとの本性―その人そのもの―であり ―その人間の根源― 
であると。そこを「七星」の生き方に担わせた部分で、面目躍如なり、な話回でした。
単に、「未練を思想まで高めたもの」というよりも、遥かに説得力があります。
ところを描いてくれた今話回には堪能させていただきました。
有難う御座います。


念の為、原作ファン向けにコメント:
まあ…ソコは原作とアニメ版とで テーマが違う ということで、
原作は原作・アニメ版はアニメ版、ということ。オトナになりましょ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2.<概要>

  「七星」は 鹿堂赤紗(シシドウ・アカシャ)による召還 に応じ光言宗本山への突入を開始す。

   (「浄房」・施設内)
  旺里(オーリ)の霊気(ルン)の力を得て「元・光言宗僧兵の屍」を倒した眞姫那(マキナ)
マキナ 落ちる涙の雫が一滴 そして振り返るマキナ
マキナ:「ごめんなさい…景世を守れなくて…。
    ずっと言わなくっちゃって思ってた…

    …ごめん…なさい」
  そう涙ながらに語る マキナにハンカチを差し出すオーリ、
オーリ:「泣かないでね…そんな顔キミには似合わない」
  「それはそれとして…」と云うや態度が一変、怒気を孕むマキナ
マキナ:「どうしてあなたがここにいるの!?」
    「この格好何のつもり!?」
  「嵩柾先生」の元で修行をしていることを告げるオーリ

  オーリに憤り、叱りつけるマキナ、
マキナ:「景世は最期まで貴方を守ろうとした(怒)!」
  そのオーリの命が危険に曝さる…景世の死を無駄にするかのように…
  そう取ったマキナ…。
  その景世にマキナの契約僧の契約譲渡を受けた、だからだと語るオーリに、
  マキナは告げる、
マキナ:「あのときはああするしかなかった!」
   :「わたしの契約僧は景世だけ!」
  ひとたびは赦し、繋がれた縁が、再びもつれる…
  景世以外の契約僧を受け容れなければ、マキナの「仮の命」は尽きる…その身を案じるオーリに、
  「わたしはもともと死んでいるのよっ!」そう突き放すマキナ…。
  改めてオーリに問うその行動の意味を、覚悟の程を、
マキナ:「貴方何のために闘うの?
     貴方の闘う理由(わけ)は?」

  マキナの剣幕におどおどしながら、答えるオーリは自分の気持ちを言葉に巧く出来ない…、
オーリ:「…アニキに頼まれたから…」
マキナ:「頼まれたから(怒)?」
    「命を懸けて闘うの(怒)?」
  そんなオーリの答えがマキナを一層苛立たせる…

  そんな頃合いに「浄房」に入ってくる浄房管理を任された監査官達…。
  クライと 元・僧兵屍の亡骸を見つけるや、
  ”マキナらが光言宗僧兵に手を降し、その身を葬った”と決めつける、監査官達…。
  誤解を解こうと抵抗するオーリの前に、背後から「その者は田神”権僧正”の弟だ」と声…。
  現れたのは監査官・本多!
  地区監査官長を転退任して何処に行っていたかと思えば、本山付監査官になっていたらしい…
  存外…出世の途は残ってそう…。

  (「浄房」・施設外)
  その頃 赤紗 「七星」を召還している…景世の左目を取り込んだ「棺」をかざし
赤紗:「開け 我が座壇術法…奇想蓮華っ!」
  本山の結界が破られ、屍の入り込む道が開かれる…そして召還される「七星」!。
  此処が光言宗総本山の裏庭か…、そう呟く「七星」狭間
  「浄房」施設のあった場所は、光言宗総本山の裏庭!。
  一帯が、穢れを払うための”清め”に包まれていて、事を急がないと
  動けなくなる、と 「七星」忌逆(イサカ)。
  「七星」歪質(ヒズチ)に「おじさん」と呼ばれてむくれる「七星」重無(エナ)…。
  ”清め”の力を前に、「無謀な策だったのでは?」と問い質す 赤紗。
  そうしている間に、頭屋(トーヤ)に抱きかかえられていた北斗が、ひとり歩き、
  「全ての本質を捉える」その北斗の目が捉える マキナの姿は「ひび割れた鏡」…
北斗:「鏡…鏡割れた…」
  もう北斗が見つけたか、と呟く 狭間。
  貞比呂の座壇術法を掛けてアキラが迎撃するも
  忌逆が陣地を展開、たちまち築かれる立方体の座壇防御壁!。
  座壇の力を込めた銃撃も 防がれる…。

   (「浄房」・施設内)
  身柄の拘束に抵抗する マキナとオーリ。
  監査官に手を掛けるなんて、もうこの屍姫の穢れは手の施しようがない、と本多。
  事の次第を見抜いているかのように、さればこそ告げる 本多、
  「光言宗の僧兵は屍になどならない」、と。
  オーリの叫び、汚い、そうやって罪を擦りつけ”何も無かったことにする”つもりだな、と。

  そこに、「拙(ボク)の弟弟子とその屍姫を離してくませんか」
  本多にそう告げて現れる 「弦拍」・送儀嵩柾(「ゲンパク」ソウギ・タカマサ)。
  訝しがる本多を前に、ゲンパクが告げる、
ゲンパク:「半年前より 拙(ボク)の師匠(=梅原)の下で修行をしています」
  嵩柾「少僧正」が「告げて」は黙示の命令。
  監査官らから解放される マキナとオーリ。
  そして、マキナにサブマシンガンを「渡す」(放り投げる)山神異月(ヤマガミ・イツキ)。
  −−−−−−−−−−−−−−−−
 (「浄房」・施設外?)
  マキナとオーリを前に、「見つけた」と 北斗
  引き続き 現れる「七星」の面々。
  忌逆の「陣地」が周囲一帯に一斉展開され、戦線は分断・各個撃破の危機に陥る。
赤紗:「まずはご紹介させていただきましょう」
   「此方の皆さんこそ
    全ての”聖者(or生者)”の敵 七星の皆さんです

  マキナ そしてオーリの前に「七星」、なかんずく「七星」狭間その姿。
  星村家襲撃事件の戦闘指揮者にして、「七星」の頭目、そして マキナとその家族の仇。
狭間:「ようやく会えたな 星村の娘」
重無:「覚えているかい?」
  マキナを罵る七星の声。
  怒髪天を衝き 襲いかかる マキナ!。
  マキナの許に向おうとするも、赤紗に簡単に足止め喰らうオーリ…。
  マキナの叫び「わたしはお前達に殺された!家族たちも皆皆ぁ!」に、軽くいなす狭間。
狭間:「未練?…小さいな…未練如きで俺達を滅ぼせるものかっ(嘲笑)!」
  お前達だって「未練」で動いているんじゃないのか、と問うオーリに侮蔑を込めて、
狭間:「違うな少年。未練などでは動かない」
狭間:「俺達”七星”を動かすものは ”性(さが)”!!」
  −−−−−−−−−−−−−−−−

   (光言宗・本山・内部)
  浄房への「敵」進入の報告を受け、その対応策を巡ってもめる
  権大僧正・紫央時花(シオウ・トキハナ)と総本部責任者・高峰宗現・僧正。
  高峰に本山残留を命ずる、紫央に異議を唱える高峰、揉めてる間に割って入る梅原鉦近(ウメハラ・カネチカ)!。
  フレッシュ轟旗神佳(トドロキ・カミカ)のスカートを捲らせ、それをデジカメどりしつつの 梅原「僧正」御参内…。
  山に行っていたのではないのか、と問う紫央に、
梅原:「ちょっくら貸して戴きたいモノが。”調伏(ちょうぶく)のヤツ”を」
  あれは、「!。大僧正猊下(げいか)が一度は封印!」なされたものとして、アレ(=不動明王剣)の解禁を渋る
  紫央に、四の五の言ってる場合と違いまっせ、といわんばかりの 梅原。その眼の光に辣腕武闘派の片鱗…。
  −−−−−−−−−−−−−−−−
   (光言宗総本山・裏庭?)
  オーリにマキナに諭すように嘲笑うかのように、狭間が「七星」の面々が告げる「性(さが)の思想」
  「性(さが)」とは そのひとの本性、
   ―その人そのもの―
  逃れたいしがらみ、心の中で否定しているジブン、心の中で膨れあがったもの、
   ―その人間の根源―
  人は誰しも(それを)否定していて生きる、
  そこからの”解放”…、
頭屋:「それは即ちわたし達こそが本当の人間!

  そして、さもマキナに無念そうに呟く 狭間、
狭間:「”性(さが)”も持たず、未練のみで闘うとは…
   見込み違いだったか…」

  マキナに襲いかかる 狭間の蟲!
  力及ばずマキナは いとも容易く 狭間の蟲に囚われの身…。
  そのとどめの狭間の攻撃の前に立ちはだかる オーリ。
オーリ:「星村さんを殺させないっ!」
  ほおう、と感心してオーリを診る狭間、
  その娘=屍姫に、心奪われていると?でも、と狭間。
狭間:「屍姫を守るために闘う!? 面白いな! 少年!」
狭間:「それがお前の本性であり、 ”性=さが” だ」
  ならば…
狭間:「その”性=さが”を持ったまま、屍になってみるか!?」
  一撃で一蹴されるオーリ、
  相手にまるでなっていないその様、弱すぎる…役にたたなすぎる…オーリ、
  あまりにも無力なその姿…けれど今のオーリの”精一杯”…。

  横転しているオーリのその姿に マキナの脳裏に浮ぶ 景世の姿…。
マキナ:「ごめんなさい…景世を守れなくて…」
  マキナの瞳から涙が溢れる。 マキナの頬を涙が伝う。
  そして…マキナの心の中で蘇る 景世 の姿が マキナの胸を締め付け、貫く。

   (マキナの心の中)
(景世):「有難うなマキナ…」
(景世):「お前は最期には笑っていてくれ…笑っていてくれ…」

  蘇る景世の記憶の中に、己の姿を見つめた…己の姿を認めた…
  そのとき マキナの心に「死神の鎌」が振り下ろされ、斬り刻む!
マキナ:「違う!そうじゃない!…みんなみんな わたしが…あ…」
   (― 天の裁き ―)(こころの審判)
  そうだよマキナ 景世を死に追いやったのはお前だよ!
  他ならぬお前が 景世を死に追いやったのだ!

  「復讐」という妄執に執着したお前自身が!
  そして、景世はそのことには一度たりとも文句も言わず、反論もせず、
  「ありのままのマキナ」を受け容れて
  闘って闘って闘って…最期まで闘って…そして「笑って」逝ったのだ!。
  マキナ 今思い知る 景世 の あまりにも大きくあまりにも深い愛 を!。
  景世 そのひとの背負ったものの大きさを。
  そして、死してなお、「仮の命」として蘇ってなお、己の業に業を重ねる その様を…!。
マキナ:「景世…景世景世…景世…景世…け、景世…」
マキナ:「景世―!」


  その思いと想いが マキナを再び力を奮い立たせる。
  マキナ再覚醒!! 呪い解放!!
  マキナの身を囚わえている蟲を引き千切り、飛び出すマキナ!。
  狭間に向って襲いかかる。
狭間:「未練如きでそこまで闘えるか(侮笑)?」
マキナ:「景世を殺したのはお前かあっ!!」
狭間:「なんだ?この力は?(驚愕)呪いの力か!!」
マキナ:「未練だけじゃない!わたしが決めた理由で銃を握るっ!」
マキナ:「景世のために!」
マキナ:「わたしは屍姫だ!!」

  狭間を眼前に追い縋った マキナ…その前に 立ちはだかり遮る 北斗!
  弾き飛ばされる マキナ!
   (北斗 心眼:「ひび割れた鏡」)
北斗:「鏡。鏡。割れた割れた」
  鏡の中で一緒になっている? 北斗とマキナ(そして?)
  その北斗の様を説明を受ける 赤紗。
  「あの方は闘っているわけではない」と、
  北斗にとっては
  「関わるということは殺すこと」と。
  −−−−−−−−−−−−−−−−
  そのとき 不動明王剣を手に梅原が 遂に陣地を突破して侵入!
  そして、更に 赤紗を追い「陣地」を破壊して侵入した 貞比呂とアキラ。
  貞比呂 遂に契約僧の前に姿を曝してしまう(トホホ)…発覚。
  行方不明生死不明のその者の現に生きてそこに居る姿 に驚く真相を知らぬ者たち。
貞比呂 「なんだあ?関係者勢ぞろい」

  ここに至り 赤紗の進言を容れ撤退を決断する狭間。
  不動明王剣の梅原が、偉家十聖・荒神莉花最強の屍姫・神佳が、若き「弦拍」が、
  「恐らく最強の座壇術法使い」貞比呂が(赤紗・談)
  揃いも揃って 「七星」逆包囲する事態となった今、
  再起を期し撤退するが上策。
  「七星」一同 一斉撤退の去り際に 狭間が告げる、
狭間:「星村マキナ…認めてやろう」
  憎くて愛しい敵となった、ことを、
  だがしかし
  お前が行おうとすることも、それも我等が望んだこと、と。
  所詮は我が掌中の遊戯に過ぎぬ、とばかりに嘲笑う 狭間
  最期の最期まで何度でも受けてたつと、いわんばかりにマキナが切り返す、

マキナ:「お前達の全てを奪う!」「この星村マキナが!屍姫が!」

⇒<次回>:「愛しき異形」
(ナレ:少女の姿をしたその内に何を抱えているか?
 ほら「愛しき異形」を引き裂いて確かめてみるが良いさ)
 はあ!?温泉話回!?


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.[補足](話回用語集):

後掲参考文献に準拠
必要に応じてですので既記載分は基本的に過去稿ご参照
なお、「引用・参照に当たっての誤り」は承りますが、
内容のクレームは 監修者 宛にお申し出下さい。
 「補注)」表示は参考文献と無関係の説明です。

◆僧階:(毎回再掲):以下の順
大僧正>権大僧正>僧正>権僧正>少僧正>権少僧正>大僧都(以下略)
ちなみに(以下略)の下には少なくとも8階級がある。
(参考文献:後掲書・68p)

◆不動明王剣:
「調伏の神剣」。「調伏」の意は4.参照。
梅原の愛用する両刃の大剣。本来は両手で抱えるかなりの重量のはずだが、梅原は片手でこの剣を使いこなす(神速)。
武器としての対屍戦闘能力は、勿論座壇術法媒介の機能を併せ有する。
 (参考文献:後掲書・p64−65)
梅原関連は、#14稿参照
不動明王については、4.参照。

◆ゲンパク一人称「拙(ボク)」:
原作では、送儀嵩柾の一人称は拙僧の「拙」と書いて(ボク)とルビ打ちされています。
ここは原作準拠致しました。
 (参考文献:後掲書・54−55p)

◆「七星」重無:(再掲)及び補足:
外見は可憐な少女のように見えるが、実は、美に執着するあまり、モデルを務めていた少年に取り憑き、乗っ取った。
 (参照先:後掲文献132−135p)
というわけで、外見はモデルをしていた美少年なので「可憐な少女のように見える」のですが、
中味は、美に執着した芸術家の魂で、その美少年「に取り憑き、乗っ取った」中味で呼べば、
やっぱり「おじさん」…。


その他「北斗」「七星」関連は 過去稿既出です。
(本来の)七星メンバー:
北斗(ほくと)、狭間(ハザマ)、雷輪(イズワ)、重無(エナ)、忌逆(イサカ)、歪質(ヒズチ)、頭屋(トーヤ)。
 (参照先:後掲文献112−113p、182p、179p)
【設定変更?】:雷輪(イズワ)→湖惑(コワク)?
#14稿までで 雷輪(イズワ) 以外は紹介済。


−−−−−−−−−−−−−−−−
【参照元】:各項末()内に参照頁数:
『屍解教典』 :正式名:
 『 屍姫パーフェクトガイド 屍解教典 』
 スクウェア・エニックス・編・刊
 赤人 義一・監修
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.[補足]:

◆「調伏」(ちょうぶく、若しくは、じょうぶく):
作中、「ちょうふく」と聞こえますが「ちょうぶく」。
 (意味)
密教に於いて五大明王などを本尊として、怨敵・魔物を降伏(ごうぶく)、すること。
内外の悪を打破すること。退魔
呪詛(じゆそ)、の意味もある。
 (参照元:三省堂 「国語辞典」)

◆猊下(げいか)(再掲)及び補足:
尊称。「猊座下」とも。
ここでは「高僧に対する敬称」の意での用法。
獅子を意味する「猊」の字を以って仏をたとえ、以って仏に仕えるその身を称え敬う呼称。
 (参照元:三省堂 「国語辞典」)

で、作中との関連ですが、
大僧正、権大僧正が尊称「猊下」なのは事の当然。
問題はそこに限定されるか、という「高僧と呼ばれるに相応しい範囲」ということなのですが…。
作中で 高峰・僧正が「猊下」と呼ばれている のも、
僧正のみならず総本部責任者として実質”「六僧正」筆頭”の意味では、まあ妥当。
最高幹部会議「求問持会」が僧正以上で構成されることから、「僧正以上」は尊称「猊下」でもおかしくはない、と云うより自然。

萌えグッズに留まらず…デジカメもってパンチラ撮ってる…「猊下」…!?(梅原)。

まあ…嵩柾少僧正 辺りが「猊下」と呼ばれるかというと…それは流石に「猊下」の大安売りかな、と。
少僧正って守護職相当職の僧階(内部では位階)ですが、管理職にして幹部に準ず、って程度のランクですので、
本多監査官との関係で「少僧正」が「言った」が黙示の命令になる、というのとはもう一段格の違うお話。
勿論、銘「弦拍」を冠するが故に、と云うことであれば「猊下」であっても…おかしくはない、お話…
(が、ソコは矢張り違和感アリ)。

◆不動明王:
不動明王 の項 固定URL表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=23760373


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
5.記事リンク(TB送付先)一覧:
 (順不同)(3版)(01/10)

日々“是”精進! 様
ソウロニールの別荘 様(コメント提供)
SERA@らくblog 3.0 様(コメント提供)
ウサウサ日記 様
Little Colors  様(コメント提供)
つれづれ 様

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
6.追記経過一覧:

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(14件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
屍姫 玄 第2話「我が敵」
、里がやられているのに眞姫那が景世のことばかり考えているのがなんともいえませんでした。なんとなく彼が不憫に思えるお話でしたね。 ...続きを見る
つれづれ
2009/01/09 20:24
「屍姫玄」第2話
 第2話「我が敵」赤紗の座壇術法により、七星が旺里たちの前に現れる。怒りの眞姫那は立ち向かうが・・・。サガとは本性。涙を流し謝るマキナ。オーリはハンカチを出して、手を捻り上げられちゃいました〜ビンタ戦うワケを問われたオーリ・・・僧兵が駆けつけ、さらに監... ...続きを見る
日々“是”精進!
2009/01/09 20:30
屍姫 玄 第2話「我が敵」
眞姫那が旺里に謝るのが前回のラストでしたが…。 景世を守れなかったことの謝罪。 景世への想いだけで眞姫那は動いていて。 旺里の眞姫那&... ...続きを見る
SERA@らくblog 3.0
2009/01/09 22:02
屍姫 玄 第02話 「我が敵」 感想
バトルはありましたが七星との全面戦争にはなりませんでした(´・ω・) ...続きを見る
Little Colors
2009/01/09 22:40
屍姫 玄 第2話「我が敵」
博士「儂の場合は児○法!!」助手「とっとと捕まっちまえwww」... ...続きを見る
電撃JAP
2009/01/09 23:34
『屍姫 玄』第2話
第2話「我が敵」旺里によって呪いは浄化された?マキナは、景世を守れなかった事に対して謝る。涙を流すマキナにハンカチを出す旺里の手首を握って・・・豹変するマキナ。契約僧の修行をしていると聞いて怒る。旺里に往復ビンタをおみまいする(笑) ...続きを見る
ウサウサ日記
2009/01/10 01:38
屍姫 玄 第2話「我が敵」
赤紗と七星に対し、内部の不協和音を響かせながらも光言宗の屍姫と契約僧のオールスター戦の幕開けを感じさせる「屍姫 玄」第2話。 屍姫となる前、生前のマキナと家族を殺した七星。その狭間がマキナの素質を見込んでいたかのような発言。それと同じ期待は景世もマキナに感じていたのだろう。屍として七星たちのように性(さが)を拠り所に生きるのか、屍姫として浄土に行く希望を持ち生きるのか、ほんの些細な差が二者を分けるのだろう。 前者の象徴として何もないまま屍となった、純粋な存在として北斗の強さを見せつける。後者... ...続きを見る
アニメレビューCrossChannel....
2009/01/10 11:48
屍姫 玄 第2話 「我が敵」 感想
戦う理由 ...続きを見る
ソウロニールの別荘
2009/01/10 17:16
屍姫 玄 第2話「我が敵」
オーリに助けられた格好となったマキナは景世が大切にしていたオーリを危険な目に遭わせたくなく、オーリを契約僧と認めず、自分の契約僧は景世只一人だと言っていましたね。 そうなると契約僧のいない屍姫は朽ち果てる運命にあるから、屍姫として七星を倒そうしていたマキナはどうするつもりなのでしょうか。矛盾を感じますな。 ...続きを見る
White wing
2009/01/12 18:36
屍姫 玄 第2(15)話「我が敵」
花神旺里の霊気(ルン)を受け入れて復活した星村眞姫那。田神景世を守れなくてごめんなさいと泣きながら謝るマキナに、オーリはしどろもどろ。それはそれとして、オーリがやってきている事と、オーリの恰好について追求。オーリが契約僧となるべく修行をしていると知って、憤慨で ...続きを見る
無限回廊幻想記譚
2009/01/13 01:16
屍姫 玄 第2話(第15話)「我が敵」(感想)
こちらは感想です(内容)景世を守れなかった事を謝るマキナ。頬を伝う涙…前回にもあった感動(後半)な場面でした。マキナの涙に慌てて焦ってハンカチを出すオーリ。その手を取り…捻り上げた!?景世が守ろうとしたオーリ自身が契約僧としてマキナの前に立った事で…思い... ...続きを見る
からまつそう
2009/01/14 00:55
屍姫 玄 #2.
「我が敵」 「性はその人間が生まれてからずっと心の中で膨れ上がってきた思い。自分 ...続きを見る
色・彩(いろ・いろ)
2009/01/15 20:00
『 屍姫 赫/玄 』#16:「愛しき異形」(玄・第3話)
― ふたりの絆は景世 汝欲するなかれ その在るが儘を容れむ ― ...続きを見る
シリウスを目指して翔べ!
2009/01/16 20:07
■屍姫 玄 第2話「我が敵」
 玄に変わって、旺里がストーリーの中心になって行くのかと思ったら、決してそういう訳でも無いのですねー。  眞姫那はやっぱり、景世のことが忘れられないみたいですし ...続きを見る
ゆかねカムパニー2
2009/01/16 22:16

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
<追記が出来ません…>
本文が文字制限数を超過しているため
追記が出来ない状況にあります
(コレでも本文1/3程度削ったのに…
…トホホだよ)。

ですので、
誤記の類の訂正は「抹消線」or「下線」にて示します。その段ご了承くださいませ。なお、記事リンク欄の()等は適宜「書き換え」にて対応しますので宜しなにお願い致します。
ペンギン座@ブログ主
URL
2009/01/09 22:45

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

【サイト内検索】


【AboutSite】

Author:ペンギン座
翔べない鳥ペンギンが それでも「天空」に向かって羽ばたき 走れなければ歩き 歩けなければ這う うずくまっても前のめり。 そんな
『 ペンギン座の闘争記 』

【Tb等運営方針】

【Social-BookMark】


【RSS等】

RSS Validator (feedAnalyzer)

現在の閲覧者数:


【MainCategory】


【参加ブログ団体】

  (トラックバックセンター)
にほんブログ村 アニメブログ SF・ファンタジーアニメへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アニメブログ 名作・なつかしアニメへ
にほんブログ村 トラコミュ 懐かしアニメへ
懐かしアニメ

にほんブログ村 トラコミュ 政経批評-主に日本の政治についてへ
政経批評-主に日本の政治について

My殿堂入り作品


【参照向け-アニメ】

  • WEBアニメスタイル:

  • 神山健治監督20選・該当頁ご参照
  • TELECOM-ANIMATION-FILM:

  • アニメーション制作の流れ

  • テレビドラマデータベース


  • 【参照向け-時事】


    【趣味のブログパーツ】

    占いモンキー

    水族館
    Aqua Museum

    【SEO系】


    この日記のはてなブックマーク数
    track link シリウスを目指して翔べ!

    『 屍姫 赫/玄 』#15:「我が敵」(玄・第2話)  シリウスを目指して翔べ!/BIGLOBEウェブリブログ
    文字サイズ:       閉じる