シリウスを目指して翔べ!

アクセスカウンタ

zoom RSS 伯爵と妖精 #9 バンシーの記憶

<<   作成日時 : 2008/12/06 07:03   >>

トラックバック 5 / コメント 2

― そう言ってくれる君がここに居てくれて良かった ―
◆身を捨てて主を思うそのひとを 頬を染めたる乙女が 闇を知らぬはうら若し◆
赤ずきんちゃん気をつけて。 夜中の馬車でデリバリーうさぎさん状態のエドガーは、もう病んじゃいそう。
そんなエドガーに米国で覚えた「労働者の酒」はよく効いたのでした…。
第3部2幕は、またしても「近づきつつもすれ違う想い」…。

第3部2幕:今回は以下の構成でお送りいたします。
 第1章:「青騎士伯爵」末裔・ユリシス の出現
 第2章:プリンスの陰 そしてアーミン
 第3章:「お姫様抱っこ!」と 「他の女」


⇒【前話回コチラ】:涙の秘密をおしえて
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 【Index(目次)】
 「本稿」見出し。なので追記ごと順次改訂(の予定)
0.導入部
1.<感想>
 1)第9話全般:
 2)第3部2幕として:
 3)第9話個別:(略)
 4)再び総評・第9話:(未完)
2.<概要>(逐話式)
3.[補足]:
4.追記経過一覧:

⇒<次回>第10話:残された時間
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
◆身を捨てて主を思うそのひとを 頬を染めたる乙女が 闇を知らぬはうら若し◆

ことの他<概要>を起すのに手間取り、すっかり更新が遅くなってしまいました。
楽しみにされていた読者の皆様には申し訳なく(ペコり)。
今話回は いろんな意味で誤解されている可哀想なアーミン と
遂にデレが入ったリディアとのエドガーのラヴシーン(「お姫様だっこ!!」) とが
見どころでした。
そんなで、「見どころ」がハッキリしている話回でしたので 3)第9話個別:は省略扱いで、その分1)第9話全般:で触れて行きたいと考えています。
それにしても、この作品の長所って「捨て話回」がない、ってことですよね。
今までの話回でも どの話回をとっても「観て良かった!次回も観よう!」と思わせる、
 (勿論 その中でも出来の良い話回、と云うのはある)
当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前にやってのける 凄さ、があります。
「萌え」で楽しませるだけでなく、ちゃんと「掘り下げ」部分残してくれてますし、そこも凄いです。

今回の丁寧な描写は、勿体無いので、<概要>は丁寧に起こしてみました
 (<感想>の手抜きではなしに。ホント細かい描写が巧いので)
 −−−−−−−−−−−−−−−−
1.<感想>
 1)第9話全般:

◆アーミン と エドガー◆
今話回で語られている アーミン
・ニコ に於いては人間ではなく、セルキー(注:アザラシ妖精)であること、海で死んだはずの者であること
・エドガー:既に死者であること、人間ではないこと
ですが…今日のエドガーがあるのは(それだけとは云いませんが)アーミンのお蔭様。
その他犠牲になった者のお蔭様。
プリンス方面にお話が向かうとどうしてもダーク色が強くなってしまうので、[アニメ版]では如何なものか、と思いつつ…
(そこをどの程度の加減で収めるか、がSTAFFさんの腕の見せ所ではあります…)。

かつてのエドガーは、
「反逆者」の汚名を着せられ、爵位を剥奪され(父は公爵・エドガーは侯爵)お家は取り潰し、
そのうえ、米国に「奴隷」として売られて行った エドガー。
その エドガー奴隷時代の「主」がプリンス(という程度にプリンスの説明は抑えます)。
そのプリンスの許で、エドガーを守り抜いたひとアーミン。
プリンス側に身を置くことになったのも、エドガーのため。
「海に沈んだ」のも エドガーのため。
エドガーという「主」のために命までをも投げうった、そのひとアーミン。
人間としては「死者」でもセルキーとなって蘇り、今はユリシスに侍る立場なので「敵」目線で見られても仕方がないのですが…
そればかりだとあまりに可哀想です。
「地獄の底から這い上がる」その為に多くの犠牲を払い、それ故に「前に歩む」それがエドガーの「道」なのですが、
そうではあっても、
今日のエドガーがあるのは アーミンのお蔭様。
それと[第7話]「ユリシスに向けた背中越しの侮笑」シーンとを考え併せて、で

アーミン像を捉える、と。
その辺の「どんでん返し」をするしない、は今後の[アニメ版]の展開次第なのですが…
現状「可哀想で観てられない」って思いにかられてます、わたくし。

それで、エドガーのアーミンに向けられた感情と云うのは思慕の念・恋慕の情ではあっても、
「母を思う気持ち」「姉を思う気持ち」「同志を思う気持ち」そういう感情に近いのですけれども!?と。
なので…タイミング悪すぎるといえば悪すぎるのですが…
エドガー:「赦して…くれ アーミン」
これも仕方ない、というか、むしろ当然というか…自分は彼女の犠牲のうえで「生きてる」わけですし。
母・姉を慕う気持ち(に近い感情)とその自責の念とが ないまぜ になっての
エドガー:「赦して…くれ アーミン」
でしょう、と。 タイミング悪すぎるのは確かのですが。

ですので、
リディアに於いても、嫉妬の対象([第4話]参照)を向ける相手とか云う位置関係ではなくて、

むしろ、エドガーを想うのであれば、感謝の対象 なのですが!?
と 思いつつ観てると フラストレーション貯まります、ハイ。
いや、タイミング悪すぎる、のは認めます。
(で、アーミンの側の想いは「想い」なのですが…。そこ複雑。)

そんな思いがあるので、勝手にサブタイトルを
『身を捨てて主を思うそのひとを 頬を染めたる乙女が 闇を知らぬはうら若し』
と表現してみました。

 ◆リディアとエドガー(その1)◆
 ― 描写 ―
しかし、ラヴシーンは見ごたえ有りました。
ちょっと今話回は「どうしましょ」って感じに「萌え」路線突っ走りました。
最後は「惜しい」で終わっちゃいましたけど。
勿体無いので、<概要>は丁寧に起こしてみました。

あの「左手がさがる」シーンとか視線位置やら腕の位置、その他この話回の所作動作
や「台詞どもる」やら、兎に角
芸が細かいし、美しいです。本当に細かいところの描写が巧いです。

 ◆リディアとエドガー(その2)◆
 ― エドガー目線 ―
『アーミン と エドガー』の項で述べたところと併せて、ここでのエドガーを責めきれないわたしがいます。

生きて来た「世界」の違いすぎる リディアとエドガー の近づきつつもすれ違う
ところが、なんとも哀しいですね…。
『息をしている事すら許せないほどの絶望』って云ってるんですけどね…
「箱入り」リディアには…分からないんだなあ…と。
生きてきたことの「重み」が、こんなにも違うのか、と。
違ったら違ったで、
まあ、そこは哀しんでるよりも今話回で表現された(し、前から書いてる)
『ありのままのその人を受け容れる』
ってこと。 そんなに難しいかな〜。

 「僕の側にいて欲しい。お願いだから」
 「君が好きなんだ。情けない男だけれど、このまま僕を受け容れくれ」
の辺りは、ここまで「言わせてどうするの?」って風に観てました。
もう、エドガー「病んじゃう」よお(涙)。
「ひよこ」さん「うさぎ」さん だよお、と。
なので、
『そう言ってくれる君がここに居てくれて良かった』
これは何気ないように見えて、凄く素敵な場面です。

 ◆リディアとエドガー(その3)◆
 ― リディア側 ―
もう、馬車に乗ってる時点で『想い』は充分。本人認めてないだけで。
さんざっぱら「台詞どもる」とか目線とか 本人認めてないだけで。
で、↓シーンも 分かりますよ
『エドガーの寝ている横顔を見つめる リディアの表情はもう泣き出しそう…。
天井を見上げながら、
「心配なんてするんじゃなかった」そう哀しく呟く リディア…。』

ただ…
リディア:「何言ってるの…?そんなの無理…」
この台詞が通用してたらそっちが無理、ですけど。

でも見出しに使った
『赤ずきんちゃん気をつけて。 夜中の馬車でデリバリー。』
は真面目に、「デリバリーだろうリディア」って思ってましたし。
別に『気をつけなくて良いよ』と思っちゃいましたけど。
むしろ、エドガーが「赤ずきん」なんじゃないかと。
更には『うさぎさん状態のエドガーは、もう病んじゃいそう。』
も真面目に、
ここで「お預け」喰らってたら まず間違いなく完全に「病んで」ましたね、エドガー。
可哀想だなあ、エドガー…。 って結局ソッチ目線に行っちゃいますね…どうしても。

でも、描写の丁寧な部分で表現された部分は本当に「美しい」です。

 −−−−−−−−−−−−−−−−
 2)第3部2幕として:
謎解きそれ自体 よりも 今後の収拾の付け方 に興味津々♪。

・『第1章:「青騎士伯爵」末裔・ユリシス の出現』:
は漸く出てきました、という思いです。
タイミング的に[第9話]か[第10話]かって考えていたので、良い感じです。
このままプリンスは深入りしない程度に抑えて、
終局まで走りましょう、と。

・「金髪碧眼の女性剣士の姿」画
どう考えても、
「金髪碧眼の女性剣士の姿」像はフラグでしょう、と。
「CLUB Slade」にあった絵と「ユリシスの館」ステンドグラスの一致は。
で問題はその先で、
「リディア過去編」とかまでするんでしょうか?と。
ユリシス描いて・アーミン描いてならば「エドガー過去編」って何らかの形で描かざるを得ないかと思われ、
そこに、「リディア過去編」まで絡めたら、かなり収拾つけるの大変です。
そのうえ、[アニメ版]では、プリンス問題には深入りしたくないところ、という厄介な注文です。
なので、STAFFさんの腕の見せ所、ですねココの収拾。 残り3話回

 −−−−−−−−−−−−−−−−
 3)第9話個別:(略)
 −−−−−−−−−−−−−−−−
 4)再び総評・第9話:(未完)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2.<概要>(逐話式)
 第1章:「青騎士伯爵」末裔・ユリシス の出現:
月夜。 部屋から居なくなったバンシーを探すポール
そんなポールに「紳士のスティタス」「肖像画」を描いてもらうことと引き換えに「妖精の足跡」を辿って案内してやると申し出る ニコ
ふたりが辿り着いた先は水車小屋。 確かに後を着けたらバンシーは見つかった。
しかし、そこで待ち受けていたのはユリシス。そして、アーミン
そこで、ポールとニコが見聞きしたのは、バンシーがユリシスを「青騎士伯爵」(の末裔)と認める姿。
ユリシス:「お前なら分かるだろう?本物の青騎士伯爵の血筋を見抜けるはずだが?」
バンシー「はい。感じます、グラディス様と同じ力を」
 (OP)
 (水車小屋)

バンシーに「青騎士伯爵」はエドガーだと告げようとした矢先に、ユリシスの命令でポールとニコは「丁寧なおもてなし」を受けることになる。
逃げ出そうにも後ろには「黒妖犬」の姿が…。

 (屋敷)
トランク詰めで解放されたニコは気絶させられたうえ、ひげが無くなっていた。
気が付いたニコの話で状況を知らされる エドガーリディアレイヴン
バンシーが「知らない女」に連れて行かれたこと、ポールと水車小屋までは一緒だったこと、
フェアリードクターである「ユリシス」が「青騎士伯爵」だと主張していたこと。
「知らない女」は人間でなくセルキー(注:アザラシ妖精)だったこと…。
レイヴンにスカーレットムーンと手分で水車小屋の捜索を命ずる エドガー。
エドガーが云うには、ユリシスがプリンスの腹心で、エドガーがプリンスの許に居たころに何度か見かけたことがある、と。
リディアに「バンシーの死の予言」の期限を尋ねるエドガー。
大体1週間以内じゃないかしら、と答える リディア。

 (続・屋敷)
そして、ポールは無事発見された。 しかし、バンシーは連れて行かれてしまった。
ポールがユリシスの目的を語る。
バンシーだけでなく バンシーの記憶の封印を解くための「琥珀」を探しているのだ、と。
バンシーの記憶の封印を解く「琥珀」
それはグラディスの死を予言した「涙の琥珀」にその力を封印されたもの。
100年程前の「青騎士伯爵」・グラディス。そして、「家系を見守る妖精」バンシーの元・主人。
ポールは、その「琥珀」を探せと言われたがポールには心当たりは無い。
ユリシスはポールを介して、「封印された琥珀」を見つけ出すようにエドガーを挑発する。
そして、バンシーが伯爵家の一族だと認めたことを、エドガー達は知る。
ユリシスの体には「青騎士伯爵」の血が流れていることを認めざるを得ない、エドガー。
エドガーは自らが現在の「青騎士伯爵」であることを示すため、先に件の「琥珀」のありかを見つけてユリシスを出し抜くことを決意する。

バンシーがポールに感じた「懐かしい匂い」それが「封印の琥珀」の手掛かり。
ポールの父オニールの作品が狙われたのもそのため。
エドガーはリディアに問う、バンシーが預かっているものを手に入れたものが真の青騎士伯爵としての「力」を得ることになるのかと。
そうかもしれない、とリディア。
バンシーの記憶を封じた物、それ自体が妖精の魔法と同質のもの、とリディア。
リディアはポールと協力してポールの身近にあるはずの「封印の琥珀」を探すためポールの下宿に赴くことに。
そして、レイヴンにスカーレットムーンとの連絡を命ずる レイヴン。

そこまで話が進んだところで、顔色を曇らせたポールがエドガーに人払いのうえ話があるという…。

 −−−−−−−−−−−−−−−−
 第2章:プリンスの陰 そしてアーミン:

(ポールに「知らない女」の正体が レイヴンの”姉”アーミンであることを聞かされたであろう、エドガー。)

 (庭・夜)
噴水の前に現れるアーミン。 そこにはケルピーが先に座っていた。
ケルピーにリディアを死なせたくなかった彼女を連れて故郷に帰ることを勧める アーミン。
アーミンの正体を疑う ケルピー…。

 (屋敷)
暖炉の前で不吉な「燃えない琥珀」(死の予言)を見つめている エドガー
エドガー がその「燃えない琥珀」を握り締めたとき、一陣の風と共に 窓から入ってくる ケルピー。
エドガーに向かって「死相が出ているな」と ケルピー。
「死の予言」にリディアが巻き込まれる前に リディアとの婚約解消をエドガーに求める ケルピー。
断るエドガーに向かって放たれる ケルピーの瞳に宿る謎の力。
陰湿な空気。 そのときエドガーを尋ねて来たレイヴンの声。
「命拾いしたな」と言い残し エドガーの許から去るケルピー。
部屋の窓を閉めようとした レイヴン が感じる”姉”アーミンの気配。
そして、庭には確かに アーミンの姿。
前にも一度気配を感じたことがあるとエドガーに語る レイヴン。
レイヴンに話しかけながら、自分に語りかける エドガー。
死んだ人間が生き返ることはない、(今のアーミンは)人ではない、と呟く エドガー。
 
 (屋敷・別室)
ひげの無くなったニコに「仮面舞踏会」のマスクを用意してやる リディア
そんなリディアに ユリシスの正体を語る ニコ。
黒妖犬をも操る只者ではないフェアリードクターとして、ユリシスの実力を語るニコは リディアに「もう関わらない方が良い」と 忠告するニコ。
だったらなおさらエドガー達を放っておけない、と答える リディア。
そして、そのニコの口から、出て来た アーミンの名。
バンシーを連れ出したセルキー、伯爵の昔の仲間、海で死んだはずの者。
ポールを介して エドガーの耳にも入っているはずだ、と語る ニコを見つめて アーミンの名に何かを思う リディアの姿。

 (街・「CLUB Slade」)
酒を飲み交わす男達。その奥に画商スレイドの画廊。
絵画を見つめている エドガー。
「琥珀」なんて物をオニールから預かった覚えはありませんよ、と「朱い月」同志スレイド。
プリンスの手先によって盗まれたり傷つけられたりした(ポールの父)オニールの作品。
残されたオニールの作品はここに集められている。 これから詳しく調べるのだ、とオニール。
情報が漏れているかもしれない、とかつて語ったスレイドに、
念の為、ジミーに危険が及んでもいけないから、
「これからこの件に関して重要な伝言は、ポールを通すか直接僕に伝えて欲しい」、とスレイドに指示する エドガー。
既にプリンスの手先が紛れ込んでいるかもしれない、奴の犠牲者はもう沢山です、といって承諾する スレイド。
同感だよ、と エドガー。

 −−−−−−−−−−−−−−−
 第3章:「お姫様抱っこ!」と 「他の女」:

 (街・「CLUB Slade」)
ラウンジで酒を飲みながら物思いに耽る エドガー
レイヴンとの会話を思い出し、ふと エドガーの脳裏に蘇る アーミンの姿
酒をジンに切り替える エドガー。 ジンを飲みながら目にした壁の絵画。
そこに描かれた「金髪碧眼の女性剣士の姿」像。 その画を見てリデイアを思い出すエドガー。
エドガー:「リディアに会えばこの不安…追い払えるような気がする。やっぱり僕は君に甘えているみたいだ
 嗚呼、リディア…君に逢いたい、とても。」

 (街道そして屋敷)
馬車に乗り、エドガーの屋敷に向かうリディア。
リディア:「わたしったら、エドガーのところに行って何する気?。エドガーが落ち込んでたら元気を出して、とでもいう積りなの?。
大体屋敷に居るかどうかも分からないのに…。」

出迎えるレイヴンはやたらと冷静。照れてどもりまくるリディア。
リディア:「ええ…と…そのち、ちょっと忘れ物を…」
エドガーが屋敷に戻ってきていることを知らされても、
リディア:「元気…かしら?」「そ、の…独りで居るの?」「あっ…別に良いのよお客さんが居ても…
彼に用があるわけじゃないもの…」
そんなリディアを見かねたのか、職務に忠実なのか…やたらと冷静なレイヴンは、
エドガーの部屋に リディアを案内する。
そして、部屋から顔を出して出迎えた エドガーは酒の勢いとリディアが来てくれたことで、
もう大喜びどころか…むしろハイ状態!?。
忘れ物を取りに着ただけですぐに失礼するわ、というリディアを半ば強引に部屋に連れ込み、
そう云わずに折角だから、といつも以上にマイペースなエドガー。
「君のことを考えていたところなんだ、思いが通じたのかな」ともうご機嫌。

「僕が君に会いたがってること、どうして分かったの?」とエドガー。
ユリシスの傍にアーミンがいたこと、そのことがちょっと気になったものだから、とリディア。
エドガーに ようやくの思いでアーミンの名前を切り出す リディア。
ユリシスの傍にアーミンが居た、
ふたり、同じ言葉で話をしていても、互いの思いは別のもの、リディアとエドガー。

これからのことは分からないけれど、今は秘密にしておいて欲しい、そう語るエドガーに、
そうね、まだ決定的な証拠があるわけじゃないもの、と同意するリディア。
エドガー:「そう言ってくれる君がここにいてくれて良かった」 
その言葉に息を飲むリディア…。
エドガー:まだ帰らないで
リディア:もう夜も遅いもの
エドガー:コートは返さないよ
リディア:じゃあ、このまま帰るわ

そう言って立ち去ろうとするリディアを引き止めようとしてよろけるエドガー。
倒れ掛かるエドガーを咄嗟に支えるリディア。
リディアが抱きかかえたその腕を掴んで「僕の側にいて欲しい。お願いだから」とエドガー。
「心配して来てくれたんだろう 恋人として支えてくれる気があると思って良いんだよね」、
そう言ってリディアを抱き寄せるエドガー。
リディアは 優しく背中に回された両手の腕の中。そんなエドガーに諭すように、
リディア:「ねえ…エドガー…。わたしは貴方の友達として来たの」
エドガー:「今夜は一緒に過ごしたい」
そう耳元で囁くエドガー。その言葉に大きく見開かれるリディアの碧の瞳。
リディア:「何言ってるの…?そんなの無理…」
そう咄嗟にエドガーの腕の中から逃れようとするけれど、掴んだその手を離さずに、そのまま再び抱き寄せるエドガー。
エドガー:「やっぱり諦めることなんて出来ない!君が必要だ 僕のものになってくれ!。」
リディア:「わたしは誰のものにもなる気なんて…」
エドガー:「僕を助けてくれるだろう」
その言葉に閉じた瞳をうっすらと開いて、エドガーの目を見るリディア。
その瞳を見つめつつ、
エドガー:「君に見離されたらきっと僕は生きていられない」
そう説かれて、抱き寄せられて、全身の力が抜けるリディア…。
あがなう力をなくしたリディアの左手…。
気が付けば、その次の瞬間には、その身をエドガーに抱きかかえられているリディア。
 (「お姫様だっこ!!」)
エドガーはリディアの身を抱きかかえたまま奥の寝室に向かって歩んでいく。
エドガーの腕の中から降ろされた リディアはベッドの上に仰向けに。
瞳を開けたリディアの顔の前には、リディアを見つめるエドガーの顔。
そして、いつになく真剣な眼差しのエドガー。
エドガー:「君が好きなんだ。情けない男だけれど、このまま僕を受け容れくれ」
諦めたかのように、赦すかのように瞳を閉じる リディアの額にくちづけるエドガー、
そして、
エドガー:「赦して…くれ アーミン」
そう言って、酔いつぶれてそのまま倒れこむ エドガー…。
「アーミン」その言葉に思わず閉じた瞳を見開く リディア…。
そこには、リディアに身を重ねたまま、寝入ってしまったエドガーの姿…。
エドガーの寝ている横顔を見つめる リディアの表情はもう泣き出しそう…。
天井を見上げながら、
「心配なんてするんじゃなかった」そう哀しく呟く リディア…。

 (ED)
画商スレイドの元でアシェンバート伯爵家担当の御用聞き係を外されたジミーは…あろうことかユリシスの館に。
その部屋の夜の闇を照らすステンドグラスに描かれている「金髪碧眼の女性剣士の姿」
「CLUB Slade」の壁に掛かる画と同じモデルの絵。
暗闇の中紅く光るジミーの瞳。そしてジミーの姿は、彼のうめき声と共にたちまち「黒妖犬」へと変わる。
その「黒妖犬」に向かって、「ご苦労」と声をかける ユリシス…。
 
⇒<次回>第10話:残された時間
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
3.[補足]:

 −−−−−−−−−−−−−−−
 *記事リンク欄(初版)(順不同)*:
いつもお世話になっております(ペコり)
◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆ 様
日々“是”精進! 様
ゆかねカムパニー2 様
ウサウサ日記 様
ワタクシノウラガワR 様
おぼろ二次元日記 様
スターライト☆ステージ 様
のらりんクロッキー 様
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
4.追記経過一覧:
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(5件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「伯爵と妖精」第9話
第9話「バンシーの記憶」ひょんなことから、記憶喪失の少女バンシーを保護し、親しくなるポール。だが、その矢先に彼女が何者かにさらわれてしまう。何とか居場所を突き止めたポールは、そこで本物の青騎士伯爵を名乗る犯人ユリシスと従者アーミンと対峙するが・・・。「... ...続きを見る
日々“是”精進!
2008/12/06 07:18
『伯爵と妖精』第9話
第9話「バンシーの記憶」ニコの弱点はヒゲだった。ネコの姿の妖精ニコは、自慢のヒゲをちょん切られて錯乱状態に・・・ ...続きを見る
ウサウサ日記
2008/12/06 08:37
伯爵と妖精#9「バンシーの記憶」感想
琥珀の涙を流すバンシーはどこへ行ってしまったの?怪しいユリシスと、死んだはずのアーミンの影がエドガーを脅かす・・・!「バンシーの記憶」あらすじは公式からです。行方不明になったバンシーを探すポールとニコはユリシスに捕らわられてしまう。そこにはユリシスを青... ...続きを見る
おぼろ二次元日記
2008/12/06 09:41
伯爵と妖精 第9話「バンシーの記憶」感想
 バンシーをプリンスの元に連れ去ったのは、アーミン?あの謎の女性、アーミンだった ...続きを見る
スターライト☆ステージ
2008/12/06 13:25
伯爵と妖精 第9話「バンシーの記憶」
エドガーとユリシス。琥珀をめぐる二人の真の青騎士伯爵をかけた戦い------!!&nbsp;&nbsp;ってことで、今回はかなりキャラの色んな面が見えてきた感じです。面白く、あおして複雑に絡んできましたね〜♪&nbsp;&nbsp;姿の見えなくなったバンシーを探すポール妖精の足跡は... ...続きを見る
◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆
2008/12/07 09:26

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
リディアがあんまりなので(泣)コメントさせていただきます。
アーミンに対して嫉妬?の感情をむけるのはアーミンがどういう人物か知らないせいなので、感謝できなくてもしかたないと思います。
リディア目線で見るとエドガーが随分自分勝手で都合がいいように思えます。(最初殺そうとしてたのに)
アニメではリディアの描写が省かれすぎているのでしかたないと思いますが。
ペコ
2008/12/06 21:24
はじめまして
ん〜ちゃんと読めば分かるかと思うのですが…
別にリディアが非道いとか書いていませんよ。
「分かりますよ」と書いてるくらい、で。
逆に「エドガー最低」と書いてる人の非難もしていません。
それが「感想」というもの。
感じ方というのは、人それぞれな部分で、そこに「正解」なぞあり得ません。
無いと気が済みませんか?

>アーミンがどういう人物か知らないせい>
だからこそ、わたしが書いてるわけで、
しかもそれは「本来は」「立場として」として書いてるわけですが?。
それに「感謝しろ」なぞとは書いていません。
感謝の気持ちは他者に強要されるものではありません。

>描写が省かれすぎているのでしかたない>
これは他のキャラでも同じです。
それに、「あんまり」といいますが、これで?。
書きたいことを勝手に書いてるわけでもないのですよ。
それとも、同じ感想を持たないと気に入りませんか?。
いきなりコメント書き込みしている貴方も
>随分自分勝手で都合がいいように思えます>
そのまま当てはまりませんか?。
ペンギン座@ブログ主
URL
2008/12/06 21:57

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

【サイト内検索】


【AboutSite】

Author:ペンギン座
翔べない鳥ペンギンが それでも「天空」に向かって羽ばたき 走れなければ歩き 歩けなければ這う うずくまっても前のめり。 そんな
『 ペンギン座の闘争記 』

【Tb等運営方針】

【Social-BookMark】


【RSS等】

RSS Validator (feedAnalyzer)

現在の閲覧者数:


【MainCategory】


【参加ブログ団体】

  (トラックバックセンター)
にほんブログ村 アニメブログ SF・ファンタジーアニメへ
にほんブログ村
にほんブログ村 アニメブログ 名作・なつかしアニメへ
にほんブログ村 トラコミュ 懐かしアニメへ
懐かしアニメ

にほんブログ村 トラコミュ 政経批評-主に日本の政治についてへ
政経批評-主に日本の政治について

My殿堂入り作品


【参照向け-アニメ】

  • WEBアニメスタイル:

  • 神山健治監督20選・該当頁ご参照
  • TELECOM-ANIMATION-FILM:

  • アニメーション制作の流れ

  • テレビドラマデータベース


  • 【参照向け-時事】


    【趣味のブログパーツ】

    占いモンキー

    水族館
    Aqua Museum

    【SEO系】


    この日記のはてなブックマーク数
    track link シリウスを目指して翔べ!

    伯爵と妖精 #9 バンシーの記憶 シリウスを目指して翔べ!/BIGLOBEウェブリブログ
    文字サイズ:       閉じる