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zoom RSS 『  黒塚-KUROZUKA- 』#2 第2話:「因縁塚」

<<   作成日時 : 2008/10/18 23:44   >>

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〜時のいや果て 契り花〜

「共に参りますか」その後。 黒蜜の誘いに応じた九郎(クロウ)と
 黒蜜に魅せられた弁慶と 「超常の力」=不死 を得た者巡る者の織りなす人間の物語。
⇒<次回>第3話「明日香」

【前記事】参照

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黒塚 (集英社文庫)
集英社
夢枕 獏


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<概要>

時は移ろい 幕末動乱期か 維新間もない動乱の明治か。
そこに 血に飢えた侍の姿 が在った。
ときに 「土佐の田舎侍が」「江戸が東京に」と 嘯く者。
その者の名 岡田以蔵
そう 『土佐の人斬り以蔵』そのひとの姿。

通りすがりに クロウ(と思しき者)の頚を撥ね、新撰組の追手から逃げる者。
以蔵 追手をかわし 人里離れた一軒の民家を見つけそこに逃れる。
寝屋は秘密の部屋ゆえ 「決して覗かぬ」約束で宿を与える女は 黒蜜
約を違えて 覗き見る秘密の室の奥。 目にするは
斬り捨てたはずの クロウの頚。 そして 血をすする黒蜜の姿


夢幻:夢は現つ世 現つ世は夢)
以蔵の正体は弁慶! そしてその顔はクロウへと替わり
落下しつつ水面に映る我が顔みれば それは紛れもなくクロウの顔。
その者 弁慶を「下郎」と言い放ち、
その者 姿は クロウの面(おもて)。

俺の名は「クロウ」と答うるも 「違う!」と声がする。
「そなたの名は」と問うも、答うる者は無し。
「俺の名はあ!」と絶叫が静寂を切り裂き、
その声を迎え出でたるは 
よくぞお出でくださいました 我等が盟主」の やはり『声』。


再び鎌倉の世
「共に参りますか」と誘う黒蜜。 大樹の元に。
そこは ときのいや果て、 誰も追っては行けぬところ、
答えるは黒蜜。 問うは九郎(クロウ)「そなたも一緒に行けぬか」と。

秘められし儀式の始まり。 頚に歯を立て 血を飲ませ
九郎(クロウ)に命を授ける 黒蜜
輩(ともがら)となったことを告げる 黒蜜。
とんでもない道に引きずり込んだのではないか と自責する黒蜜。
突如絶叫する 九郎に 「半刻程の辛抱」と告げる黒蜜。

そのとき ふたりの前に 追っ手の姿。
黒蜜の腹を裂きて 不死の手掛かりを求める追手。
が倒されたはずの九郎義経は生きていた。 ひとしきりの惑いたるのち 獣のような叫び声をあげ 襲いかかる九郎。
始まる殺戮と 人外の者の力と。
閉じかけた傷口が開き 不死の力の源である「血の交わり」の妨げられんことを懼れる 黒蜜。
血を飲むことで 血がひとつになり、不死の力の源となる理を知り 襲いかかるは「仮面の男」。
そこに立ち現れたるは 弁慶。 仮面の男を斬り捨てる。
安心する九郎の背後から 弁慶 怪しき面(おもて)を以って 突如抜刀しクロウの頚を落す!。

時は更に移ろふ。
なおも黒蜜を探し求めるクロウの姿。 森を出でて 崖に辿り着きたるのち
眼下に目するは そこは…海に沈んだ 近未来の都市!の姿が…。

⇒<次回> 第3話「明日香」

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<ちょこっと感想編>
定例の 追って追記形式にて順次進めます。

今回は諸々の都合により視聴自体が出遅れましたので
<概要>割愛!でさっさと感想編に行こうかと思いきや
やっぱり 書くことに…<概要>=あらすじ…。

謳い文句の 『 時空を超えた ふたりの 戦いの物語 』というのも
良く分かりません、な状況ですが…
幻想的に「時空を超えた」 情念の物語を描こうとしている姿は見てとれました。

しかしながら、情念を表現する部分が比較の問題で「時空の移転」物語に呑まれてしまい
結局のところ お話として進んだのは <概要>中、以下に掲げる部分ですよね…全12話構成らしいので、『物語』を描ききれるかは心配になってきました(トホホ)。
 ↓ココです。
『 再び鎌倉の世。
 「共に参りますか」と誘う黒蜜。 大樹の元に。
 そこは ときのいや果て、 誰も追っては行けぬところ、
 答えるは黒蜜。 問うは九郎(クロウ)「そなたも一緒に行けぬか」と。
 
 秘められし儀式の始まり。 頚に歯を立て 血を飲ませ
 九郎(クロウ)に命を授ける 黒蜜
 輩(ともがら)となったことを告げる 黒蜜。
 とんでもない道に引きずり込んだのではないか と自責する黒蜜。
 突如絶叫する 九郎に 「半刻程の辛抱」と告げる黒蜜。
 
 そのとき ふたりの前に 追っ手の姿。
 黒蜜の腹を裂きて 不死の手掛かりを求める追手。
 が倒されたはずの九郎義経は生きていた。 ひとしきりの惑いたるのち 獣のような叫び声をあげ 襲いかかる九郎。
 始まる殺戮と 人外の者の力と。
 閉じかけた傷口が開き 不死の力の源である「血の交わり」の妨げられんことを懼れる 黒蜜。
 血を飲むことで 血がひとつになり、不死の力の源となる理を知り 襲いかかるは「仮面の男」。

 そこに立ち現れたるは 弁慶。 仮面の男を斬り捨てる。
 安心する九郎の背後から 弁慶 怪しき面(おもて)を以って 突如抜刀しクロウの頚を落す!。』

で 前記事より 以下資料を再掲します。

<基本設定>(コミックス版)
九郎は 完全な不死者になるわけではなく、(頚から上はそのままで)体を取り替え取り替えでの 不完全な「不死者」 ということの模様。
体は 耐用年数が過ぎたら使いものにはならなくなるのは自然の摂理で、 頚から下を取り替えると。
で、体を取り替えるたびに全ての記憶を喪失してしまう、との模様。 不完全な「不死者」ゆえに。
 注)コミックス版の設定ですのでアニメ版で「同じ」とは限りません

絵的にキレイで殺陣(タテ)が美しいのは、おそらくどなたもお認めになるところかと思うのですが…
問題はその先ですね。 美麗なアクションアニメなのか『物語』れるのか、ということ。
以上は 私見ですので、『美麗なアクションアニメが大いに観たい!』という方は満足されるかと。
ペンはその立場でないので 収拾つくのかしらん!?って感じで 見てました。

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(追記1)10月19日付:本文以下:
◆抹消線挿入
追記前記事引用部分 長すぎるので 抹消線を適宜入れることにします

[追記1・本題]

◆夢は現つ世 現つ世は夢◆

時空移転シーンを「夢幻」として表現した際の
サブタイトルとして挿入したフレーズですが。
意外にしっくりしますね。

問題なのは 「この時空移転シーン で表現しようとしている もの」 の方だと考えるのです、ペンは。
ココまでの描写 と 想定しうる『物語』世界での「イイタイコト=表現したいこと」 との関連の中で。

仮令 「不死者」の力を得ようとも、
本来のヒトは悠久の時の流れの前では 「夢幻」の如き存在 でしかありません。
それは、人と人とが結びつき=絆によって ヒト(人格)としての「生命」を全うしている以上は、
容れ物としての身体が「不死者」となろうとも、「人と人との結びつき=」によってしか
営めないもの。
絆を失ってまで生き永らえようとも 「長く生きた」というだけで「中味のあった”人生”」と 自分が思えるかは別問題に過ぎません。
長い夢幻を見ているに過ぎないのではないでしょうか、と。

そこは 「時空移転シーン」挿入の意味合い にも影響は与えるのですが(後掲)。

−−−−−−−−−−−−−−−

ですから、本題である 九郎(クロウ)ー黒蜜ー弁慶 を軸に 『物語』を整理してみると
以下の通りに お話は要約され得ます。

[【第2話】:「因縁塚」:要旨:]

前話(第 1話 安達原)にて 屋敷を襲撃され、命の危機に曝された九郎(クロウ)は 危機を逃れて大樹の元に。
男女の仲となった黒蜜は「人ならざる理」に九郎を招き入れることに悶としつつも、窮地の九郎の命を救わんがために、九郎に〜不死の力の源である「血の交わり」〜を授ける。
不死者・黒蜜の血=不死の力の源を飲み、「半刻程の辛抱」をすれば「血がひとつになり」、「儀式」は滞りなく終わり
完全な「不死者」となり得たところを
助太刀として現れた 弁慶の”裏切り”により 「血がひとつにな」る前に 九郎は頚を落された。
(以上 「因縁塚」要約要旨)。


【前記事】#1追記2にて 九郎黒蜜襲撃の際の
弁慶の表情を
「むしろ、虚ろ」「憑かれた その一点。」「黒蜜を求めてしまう」
と書きましたが、
第2話「因縁塚」での 弁慶の表情は
そこに九郎に対する罪悪感は全く見てとれないのは同じなのですが
むしろ、為すべきことを為す者の顔=覚悟の上の行動という力に満ちており、
そこが、前話からの大きな違い、と思われます。
「賽は振られた」ということなのかなんなのか…いずれにせよ、
躊躇いはなく、むしろ「仕留める!」との表情になっています。

その際の弁慶の動機についての描写は明らかではないのですが
美しき女・黒蜜を我が物に!で良いのかな〜?と。
弁慶自体が「我が身を不死者に」というお話とは読みにくい、むしろ読めない。
それとは別に組みする勢力が 「不死の力の源」黒蜜 を求めるものだとしても、です。
何としてでも「女」黒蜜を我が手にと 欲の権化の顔ですね。
そのために信念(…)をもって叛く(むしろ邪魔な九郎を排除する)ことに躊躇いはなさそうです、観る限りでは。

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◆時空移転シーン 再考:
第2話ラスト:
時は更に移ろい なおも黒蜜を探し求めるクロウが森を越え崖に辿り着きて
眼下に見るは 海に沈んだ そこには近未来の都市
のシーンですが(他の時空移転シーンも同様)、
これが
いきなりクロウが「時空移転」して来たのか 黒蜜を探し求めて生き永らえてみたら近未来になった、のか 全く定かではないのですけれども…。
黒蜜の記憶はあるのだ、ということで⇒<基本設定>に変容はいずれにせよされてますよね。
『体を取り替えるたびに全ての記憶を喪失してしまう、との模様』でも 黒蜜だけは別との「設定」でも良いですけれど…ね。

ちなみに、第2話で時空を越えて出没する弁慶の素性につき
弁慶が不死者か否かについては、原作設定以下参照されたい。
要は、『九郎(クロウ)の首を刎ねる際、誤って九郎(クロウ)の血を口に含んでしまい不死に』 ということの模様。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』:
黒塚 KUROZUKA<登場人物<弁慶 弁慶の項:
源九朗のお供として一緒に行動している大男。源九朗をしたっていたが黒蜜に惚れてしまい、その嫉妬からか源九朗を裏切り鎌倉政府に寝返った。首を刎ねる際、誤って源九朗の血を口に含んでしまい不老ではない不死になってしまった。

(固定リンク用URL)
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%BB%92%E5%A1%9A_KUROZUKA&oldid=22331314

で、視聴に際してのペン的視座
「時空移転シーン」というのは 本題の修飾でしかない、ととらえています。
勿論、
そこに 宿縁(宿怨)を描いているのであれば本題の問題ですが…、
そうでないならば、単なるSFギミックです、ペンにとっては。
よって、
ソコを理解しようとしまいと SFギミックに過ぎないのであれば むしろ本題の理解の邪魔になるだけで「分かる」必要がない部位です。
「です」というのか「なってしまいます」ということなのですが。

仮に
本題の延長(若しくはそのもの)として挿入が製作意図ならば(ホント!?
もちょっと 理解が容易になるように、でお願いしたいところ
ペンの立ち位置からは!ですよ…念の為。

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